聖子ちゃんを見いだし、デビューに
導いたCBSソニーの若松宗雄は
松田聖子プロデュースにおいて
欠かせない存在です。
氏は、酒井政利に比べて
「俺が俺が」ではなかったため特に
前に出ることはなかったです。
なので聖子プロジェクトで1番に
名前が挙がるのは松本隆でしょう。
松本隆が関わるのはデビュー後1年
たってからです。
1980年はシングル3曲にアルバム
2つで大・大成功。
全て三浦徳子作詞で
小田裕一郎が作曲。
何の問題もないのですが更なる
成長のためにギアチェンジして
いきます。
まあ、よく考えれば聖子ちゃんは
ド新人なので当然ですが
4曲目のシングル
チェリーブラッサム
(1981年1月21日発売)で
作曲に財津和夫参加。
そしてアルバム
Silhouette~シルエット~
(1981年5月21日発売)
10曲中7曲が三浦徳子作詞
2曲 財津和夫
1曲 松本隆 ここで!
作曲は小田裕一郎と財津和夫が
半分ずつ
シルエットは今までの最強コンビ
三浦・小田組に財津和夫が加わり
松本隆がちょこんといる。
初期の原色くっきり聖子から
徐々に深みが出る途中の
グラデーションのような
アルバムです。
その中で強烈な存在感を放つ
松本隆という名前
その後の松田聖子史を鑑みても
転機だったと思います。