中学の2年、3年は
特に揉め事もなく
ごくごく普通の毎日が過ごせた
あの時
顧問の先生が
私と娘の背中を押してくれたお陰で
少しずつ
ほんの少しずつ
何かが変わった
部活も楽しく行けるようになり
4番をもらって
自信もつけてもらった
3年生になり
進路を決める時
もちろんソフトボールも
続けたいし
ソフトボール部のある学校を探した
他にもいくつかあったのに
なぜか娘は
少し遠い学校を選んだ
地域制で高校が決まる制度が
なくなったお陰で
少し範囲を広げて
選べるようになった
でもなぜその高校?
って言う高校を選んだ
部活の顧問の先生も
Mにはその高校はどうかな…
ソフトは弱いし
面白くないと思うよ
ソフトを本気でやりたいなら
こっちの高校の方がいいと思うよ
と言ってもらって
ソフトの強い
顧問の先生の勧めでもある
私立の高校へ
連れてもらって
練習にも参加させてもらった
始めは
電車通学がしてみたい
と言っていたので
そんな安易な選び方…
と思っていたけど
いざ進路希望を出すとなった時
娘が
電車通学がしてみたい
っていうのもあるけど
誰も知ってる人がいない所で
1からやり直したい
と打ちあけてくれた
もう一度1から
やり直したい?
そんな事思ってたんや…
もう普通の生活に戻って
やり直せてると思ってたのに…
もうそれ以上は
私が口出しする事ではない
ソフトは二の次
娘の人生のほんの一部
でしかない今
でもその今を
娘は
必死に生きている
何かをやり直そうと
何かを取り戻そうとしている
それ以上に必要な物は
何もない
思うようにさせてやろう
制度が変わり
学校によっては
二回受験できるやり方がある
一度その学校を落ちたら
だいたいが
もう少しレベルを下げた
学校を受験する
でも娘は
二度共
その学校を受験する事にした
一度目で合格すれば
問題ないが
そこで落ちたら
少し難しくなる
それも覚悟で受験した
予想通り
一度目は不合格だった
合格発表は
一緒に行った
自分の番号が無かった帰り
2回目どうする?
学校変える?
泣いてた娘は
泣きながらでも
もう一回受ける
と意思は固かった
そして2回目の受験
さすがに
二回目は難しくなるのもあり
一度落ちているという
プレッシャーもあり
緊張している様子
二度目の合格発表も
一緒に行って欲しい
と娘から頼まれ
喜んで同行
電車でも
あまり喋らない
やっぱり緊張している
緊張してる?
うん…
一回落ちてるんやし
ダメ元やん!
受かってたら
帰りどうする?
お祝いに2人で
どっか行こっか!
受かってたら…
じーじの所行きたい
じーじの所?
何で?
ばーばに
1番に報告したい!
お仏壇にお参りか?
じゃあじーじに
連絡しとこか?
いや、今はあかん
受かってたらでいい…
落ちる覚悟もしている様子
そして
学校到着
すぐに合格者の番号が書いてある
張り紙を見つけた
娘の番号があった!!
先に私が見つけて
あった!!
Mの番号あった!!
もう涙で番号が見えない様子
どこ?
どこよ!?
やっと見つけて
人目も気にせず
私に抱きついて
泣きながら
喜ぶ娘
2人共
涙が止まらない
今考えたら
ちょっと恥ずかしい光景
手続きの誘導されてる先生に
合格されましたか?
おめでとうございます!!
あっちで書類をもらって下さいね!!
と声をかけられた
多分
さっさと行け
と思われてたはず![てへぺろ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/019.png)
![てへぺろ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/019.png)
約束通り
じーじに連絡したら
とんで来てくれた
珍しくじーじも
泣きながら喜んで
娘に抱きついている
良い光景
約束通り
一番にばーばに報告
良い報告ができて
良かった
さーぁ!!
今度こそ!!
本当にやり直せる!!
新しいスタート!!
娘の頑張りは
私が一番良くわかってる
勉強は相変わらず嫌い
でも自分なりに
頑張っていた
精一杯考え
努力し
自分で進路を決め
道を切り開こうとしている
頑張れ!!
頑張れ!!
私のエールが
届いていますように…