昨年の2月に『真田つばささん』を撮影させていただいて以来、勝手に「真田つばさ祭り~」と称してブログにアップさせていただいてます。
撮影会参加頻度はそれほど多くないですが、毎回素敵な表情、ポージングで自分の技量以上の写真を撮らせていただいて本当に感謝してます。
おかげさまで今回の記事が真田さんの100回目の節目なので、何か違った形でアップしたいなぁと思い、コンセプトを決めて撮った写真をアップする事にしました。
前記事でちょこっと書きましたが、スタジオの写真を見た時、ある小説の登場人物が思い浮かんだので、その話を基にちょっとしたストーリーにしたものを撮影前に真田さんに読んでいただきイメージを膨らましてもらいました。
2、3部屋の指定をした意外は真田さんの表現してくれたものをひたすら撮るっていう感じでした。
イメージした画に近いものが撮れたり、意図したものと違った画が撮れたり、なかなか難しいなぁ…
ただ一つ確かな事は、『真田つばさ』というモデルさんは最強で最高なモデルさんて事です。
前置きが長くなってしまってすいません。
では、「真田ワールド」ご堪能ください。
~OPEN ARMS~
Model : Tsubasa Sanada
古い洋館に住む1人の女性。
伯母が亡くなって1年が過ぎた、莫大な財産とこの家が彼女のものとなった。
「私は自由…」のはずが…今尚、伯母の支配から逃れられないでいる…
幼少の頃、父母を亡くし伯母に引き取られて以来、外界との交わりも無くこの屋敷の中で過ごしている。
伯母以外の人との関わりは、弁護士と日用品や食品を配達してくれる業者以外はほとんど無い。
学校には行かず、伯母が全ての教育をした。
しつけも厳しく、常に細い棒を持ち、些細な事で注意され手首の所をたたかれる。
常に監督下におく為、部屋には鍵が無く、何か良からぬ事をしていないかと抜き打ち視察が行われていた。
彼女は部屋の壁の色が好きではなかった。
赤や紫、それもくすんだ色が重くのしかかってくる様で、押しつぶされそうな感覚に襲われる。
このまま押しつぶされ死んでしまうのではないかという恐怖にぶるぶると震え我と我が身を抱きしめた。
そうした不安の発作の原因が実は横暴な伯母の存在であった事を彼女は最近知った。
(Chapter Ⅱへ)
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