第2回定例議会(6/2~6/29)での一般質問「習志野市地球温暖化対策実行計画」について報告します。

 

質問/佐野: 習志野市地球温暖化対策実行計画の概要について伺います。

答弁/市長: 本計画は地球温暖化対策を推進するため、市が率先して事務事業における温室効果ガスの排出量を低減する取り組みを進めるもので、2019年度から2030年度までの12年間を計画期間としています。本市が重点的に取り組む事項としては、「再生可能エネルギー設備導入の促進」、「公共施設の省エネルギー化」、「公用車の適正管理」、「二酸化炭素吸収源の確保」、「ごみ排出量の減量とごみ処理・処分量の削減」などになります。

 

質問/佐野: 温室効果ガス排出量の削減実績について伺います。

答弁/部長 :2021年度のエネルギー使用に伴う温室効果ガスの排出量は基準年度(※)の2017年度と比較して8.8%減となっていますが、ごみ・下水処理で発生する非エネルギー部門の排出量は7.2%増となり、全体としては0.3%増となっています。

(※)国の地球温暖化対策計画では基準年度を2013年度としていますが、習志野市は2017年度に新庁舎が供用されたことから基準年度を2017年度としています。

 

解説/要望: 習志野市の電動車導入状況は公用車223台のうちハイブリッド車8台となり、市役所などの公共施設に充電設備の設置がありません。習志野市地球温暖化対策実行計画では「電動車をはじめ低燃費車を優先的に導入することを検討します」と記載されていますが現状では進んでいない状況です。千葉市は地球温暖化対策の推進として2030年度までに全ての公用車を電動車に切り替える方針を発表し、2023年度は電気自動車23台、ハイブリッド車58台を導入、充電設備23基を整備する計画です。習志野市も公用車の電動車導入と充電設備の設置については具体的な数値目標を設定し、行政が率先して地球温暖化対策を推進することを要望しました。