火宅…カタストロフィな現世の事


人は、身近な人の死や血を以って悔い改める


しかし、時が経てばそれを忘却する


その後に残るのは、その時に作られた法律


世を騒がす事件が起きる度に法律は増える



法の罠に弱者は嵌り苦しみ悶える


権力者はのうのうとそれを乗り越える


…そもそも罰金というものの意味は?


増税につぐ増税でも飽き足らずに


国庫へと流し込む


使われ方がおかしいとしか思えない



司法は公認暴力団のように怠惰し


行政は税金を横領もしくは散財する


そんな中で疑念も抱かずにいきる人々


唯一対抗できるのは、故意に働かない者


他人名義にした高級車を乗り回し


様々な特権を得て生活をしている


勿論、本当に困窮してる人もいるが…



主要な地区には米軍基地があり


首に刃物を突きつけられてるようだ


もし、アメリカと戦争すれば


その日のうちにこの国は壊滅するだろう



人を思い遣る気持ちを失った世間


修羅場で生きている事に疑念を抱かず


貧富の差は増していくばかり


封建制度よりも無様なのかもしれない


仁義礼智心忠徳孝悌…


八徳なんて忘れ去られた


もはや、反社の者くらいしか覚えてない



原爆を落とした国に心まで狂わされた


今では、明治にこの国がロシアに対して


掲げた言葉である…臥薪嘗胆という熟語も


全く興味の無いものになったのだろう


明治維新の志士達、戦争で散った人達


どんな期待をこの国にしてたんだろう…



この時代に産まれてしまった事実


この火宅でも生きなきゃならない


自分という唯一無二を生きなければ…



ていうか、俺も時代にそぐってるのかもね


生き方で凝りもせずに同じ過ちを繰り返す


でもね…俺は半端なく人と真摯に向き合うよ


何度裏切られてもずっとずっとね


それだけは変わらずにいたいと思う


どんなに荒んでも、どんなに苦しくても


愛した人や信じた人は大切な存在


だって…俺を満たしてくれたから