久しぶりに去年まで住んでいた


ノラ猫ちゃんがたくさんいる地区へ行った


猫の大好きチュールとモンプチを買い込んで


紙皿を百均で用意して…


頭の中は猫の事しか無くて


スマホを家に忘れて来たという失態…笑っ


写真が撮れない…なんという間抜けなんだ



餌やりオバサンとかが、かなりいるので


おいでと呼んだら近寄ってくるコも多い


一本のチュールに数匹が群がってくる


本当はゆっくりとチュールを手に持って


チュールを舐める恍惚の表情を見ていたい


でも、ありつけないコが出てくるから


紙皿にチュールとモンプチを混ぜて


猫の数だけ置いてやる


早食いのコが他のコの皿にまで向かう


これもまた、自然の定理なのかな



ふと遠目を見ると、そこにも猫が2匹いた


餌をあげようと寄っていったら


2匹とも体を揺さぶるようにして逃げ出す


2匹ともに足が不自由なのだ


そして、遠目にも分かる足に巻きつくもの


やはり、1年前から変わらないのだ


懐っこく寄り付く猫の足に


針金を巻きつける人間がいる事に…



コンクリートの上に餌を置いて離れる


警戒しながら不自由に跳ねながら


餌に寄ってきて慌てるように食べている


ツラくて痛くて堪らないんだろうな…


人間全てが信用出来ないのだろうな…


離れて見ててこちらもツラくなる




持ってきた餌をやり終えて


懇意にしている猫好きの方の所に行った


この方は野良猫を保護して予防接種や


去勢を施して里親に受け渡している方


僅かなカンパ以外は自腹を切っている


俺としては去勢には賛同は出来ないが


保健所や心無い人間からノラ達を護る為の


苦肉の策なのだと認識もしている


さっき見た針金を巻きつけられた猫の話


この方のそれは知っていた


壊死した足は切断するしかないようだが


医者に連れて行っても安楽死を勧められる


だから、どうしようもないのだと言う


本当に悔しくて堪らないのだろう


涙ながらに、こんな真似をする人間を


絶対に許せないと語っていた


それには俺も同感であるし


ノラの味わった痛み苦しみを


因果応報で味わえばよいと思う



ノラはどんなに痛くて苦しくとも


その痛み苦しみを受け入れて生きるしかない


痛い苦しいと病院に行ける人間とは違うのだ


フンをするから餌をやるなだの


目障りだから保健所に通報するとか


そんな奴はマリウポリに行けよ


理不尽に殺される者の気持ちを味わえ



土地によって違うのだろうが


野良犬を見なくなった昨今の街並み


猫まで排除するつもりなのだろうか?


地球って人間だけのものではないはず…


共栄共存も出来ない者など


何処ぞの大統領とさして変わらない


いや、もっと下劣な生き物だ


鼠に生まれ変わり猫に食われてしまえ




ムカついて苛ついてこの時間でも寝れない


せめて今迄の猫の写真でも貼り付けて


心を癒されよう