私たちの暮らす社会は、いつの時代も、人間社会ならではの問題を抱えてきました。けれども、その時々の「誰か」が提示した解決策によって、数々の社会問題を乗り越えてきました。私たちは、「誰か」のおかげで、今を幸せに生きることができます。



◯◯は、みなさんにこの「誰か」になってほしいと考えています。そのために、◯◯では、社会問題のメカニズムを科学的・客観的に理解し、新たなよりよい社会システムを提案できる人材の育成を、40年にわたって続けてきました。


東日本大震災からの復興や人口減少・地方創生への対応のような今まさに起きている社会問題だけでなく、みなさんは今後の人生の中で様々な道の社会問題に直面するでしょう。


将来どんな社会問題が起こったとしても、新たな時代を切り拓く「誰か」にあなた自身がなれる。◯◯はそんな夢をかなえる場です。



ここまでの文章と写真は、次男が進学を決めたある大学の学群・学類のパンフレットに記された一文と裏表紙の一枚。◯◯にはその固有名称が入ります。


そして直上の写真は、知的障がい者雇用によって、「誰でも」誰かのためになれることを、人間の究極の幸せは働くことによって得られることを証明したチョーク製造会社、日本理化学工業の故・大山泰弘会長の著作『人生とは、人の役に立つこと』の見返しにしたためられたご本人直筆の揮毫です。


共通するのは、利他の心と行動の価値。前者はそれを「夢をかなえる」と表現し、後者は「より大きな自己実現への道」と断言しています。


損得より先に善悪を考えよう--これは商業界創立者、倉本長治が提唱した「商売十訓」の第一項。やはりここでも、自分の損得よりも他者にとっての善悪を優先すべきと説いています。それこそが商人の使命であり、幸せはその先にこそあると倉本は言うのです。


需要と供給を手玉にとって利ざやを稼ぐのが「商売人の性」と言わんばかりのニュースであふれる昨今、互いに己の仕事を見直してみませんか。そして自分の利だけに執着する商売人から、他者の喜びを優先することによって自己実現をめざす商人の道を歩もうではありませんか。