昨日は師走らしからぬ陽気でした。
週末にかけて急速に冷え込むそうですから、寒暖の差にお身体ご注意ください。
現在、第87回商業界ゼミナールへ、全国から参加のお申込みをいただいております。
2019年2月19日より2泊3日、およそ800名の商業者が集う日本最大級の合宿型セミナーです。
商業界ゼミナールって何?
そう思われる方もいることでしょう。
商業界ゼミナールは単に儲けの技術を教えるセミナーではありません。
その本質は明日の時流を知り、互いを磨き励ます生涯の友と出会い、商い人としてのあり方を学ぶところにあります。
今回のブログは前回に引き続き、商業界ゼミナールのはじまりをご紹介します。
寝食を共にして学ぶ
1951年2月19日から4泊5日にわたって開催された第1回商業界ゼミナール、正しくは「商店経営研究会」という名称でスタートしました。
箱根の旅館「一の湯」、東京・目黒の雅叙園を学びの宿に、参加費は3800円。
商業界創立者・倉本長治をはじめ、5人の講師が寝食を共にして語らいました。
参加者は120人と小さな集まりでしたが、その反響はすさまじいものでした。
当時の雑誌「商業界」に掲載された、参加者の声を紹介しましょう。
「5日間の講習は10年以上の就業した以上の成果がある」
「早朝より深夜3時、4時に及ぶ諸先生の講義が胸を打った」
「全国有数の熱心な商人が集い、相互探求の同志を得た」
「全国の商人すべてに聞かせたい」
こうして始まった商業界ゼミナールは、その後の日本商業の発展に重要な役割を果たしました。
スーパーマーケットなど新しい業態の普及、
チェーンストアづくりによる商業の産業化、
そして小さくても地域に欠かせない地域密着店など、
それぞれの商人が自らの道を進むための道筋を示していったのです。
商業界ゼミは友情のるつぼ
倉本は、商業界ゼミナールについて、こんな一文を遺しています。
「わがゼミナールは友情と創意とが交換される広場のごときものである。実に商業界ゼミナールは友情のるつぼ。人間に与えられた造物主の賜物のうち、われらは友情こそ最大のものと信じたい。
君の友人の中に、君の協同者たちと無数のお客たちをも加えようではないか――。まことにわがゼミナールとは、愛することと信ずることを身につけた商人が、たくましくも育つ聖なる道場のことである」
それから67年、いまも商業界ゼミナールの本質が変わることはありません。
来年2月19日から2泊3日、千葉・幕張で開かれる第87回商業界ゼミナールにも、そうした出会いと学びがあります。
あなたのご参加をお待ちしています。
【開催日】2019年2月19日(火)、20日(水)、21日(木)
【会場】東京ベイ幕張(千葉県千葉市)
【会費】78,000円(2泊3日・宿泊代・食事代込み)、1名部屋ご希望の場合80,000円
【定員】800人
【お申込先】https://www.shogyokai.co.jp/sseminar_2019/