人を大切にする経営学会会長、坂元光司先生の著作『さらば価格競争』によると、中小企業の8割が商品・サービスの“価格”を競争力の源泉としています。

つまり、安売り、値引き、特売、バーゲンセール。

結果、多くの企業が価格競争に陥り、低利益に苦しんでいます。

 

 

たとえば、スーパーマーケットもそうした価格競争が常態化している業態の一つです。

チラシ一つ、POP一つをとっても「安さ」を売りにしている店が多いのが現実です。

しかし、命をつなぐ商品である食品を「安さ」だけで選んでいいのでしょうか。

 

 

「食べ物が病気をつくり 食べ物が病気を治す」

これは、群馬・高崎郊外にある145坪の小さなスーパーマーケット「まるおか」がホームページのいちばん目に付く場所に掲げるメッセージです。

それは店の思想であり、商人の主張です。

 

 

いま、どの企業もホームページに経営理念を掲げることが当たり前ですが、ややもすると、その主張と実際が異なる事実につきあたります。

ご高説はもっともだけれど、店が、売場が、商品が理念とまったく違う――そういう経験はありませんか。

 

 

私がまるおかの商いに惹かれるのは、その主張と実際の一致があるから。

高い理想を掲げ、それに近づこうと努力を続けるところにあります。

知行合一――これがどれほど難しい営みかを訪れるたびに思います。

 

 

いま、まるおか店主、丸岡守さんと共に本を編んでいます。

志を立て、苦難を乗り越え、いかに理想を追求してきたか、その営みをお伝えしようと取り組んでいます。

刊行は夏。

もう少しお待ちください。

 


追記

お待たせしました。

まるおか店主、丸岡守さんの著書『おいしいものだけを売る 奇跡のスーパー「まるおか」の流儀』が7月1日刊行となりました。

ぜひ、お読みいただきたい一冊です。

 

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