急遽デートになった昨日の夜は
彼の希望でラーメンだった。


ここら辺の『美味しいラーメン10選』に載る
行った事が無かった残りの一軒
これで二人で全制覇。


彼的に、とても好みだったらしく
「絶対また来ようね」と、3回も言っていた。


ラーメンを食べながら


土曜日も彼が来て中華
来週は私が彼の街へ出向きステーキ店


という事が同意見で決まった。


食の好みが合う、って
本当に嬉しい。





私の家に移動して
彼が買って来てくれたケーキをいただきながら
ちょっと仕事で困ってる件を彼に相談。




彼は私の頭を撫でて

「大丈夫。僕から話しておくから後は任せて。
 心配しなくて良いよ」

と、言った。







それまでの人生で
人より過酷な局面が多かった私は
支えてくれる友達がたくさんいるのに
“しっかり者” のイメージを崩せず
弱い姿を見せたくなくて
苦しみながら自分でなんとかしてきた分
いつのまにか強くなり
自分以外を頼り甘える事を許さない癖がついていた。



「君の味方だから遠慮しないでなんでも言ってね。僕に出来る事があれば嬉しいから」



その頃、どうしようも出来ない問題を抱えていた私の前に、いつもいつもそう言い続けてくれる彼が現れて、次々解決してくれた彼を信頼尊敬するようになり


話して楽になる体験をし
第三者だから出る知恵がある事を知る。


そこから友達にも弱みを見せられるようになった。
彼は私に肩の力を抜き、楽に生きる事を教えてくれた人、だ。




昨夜もたくさん話を聞いてもらって
様々な助言を貰い
肯定して貰い
ぼんやりと見えていた事に自信が持てた。




駅まで送る時に

「今日はありがとう!会えて嬉しかった」

と、彼が言って

「私も嬉しかった‼︎ありがとう」

と言うと

手を繋ごうと彼は手を伸ばして来た。

彼の顔を見て

温かな時間をしみじみと噛み締める。