新年1回目に彼に会った先週末

冬休み帰省中の我が子の用事絡みで時間が無く

家でテイクアウトした晩ご飯を食べて

「次回ゆっくり新年会しようね」と解散した。






そして、昨日、ゆっくりと新年会。



まだ明るい時間に駅に迎えに行き
運転を彼に任せてドライブ。
途中、ドライブのお供のお菓子を買いにコンビニへ。




彼がお会計してくれている隙に
私は少し離れたレジ横の募金箱にそっと募金すると
それが視界に入っていたようで
笑顔で私に近付いてお尻にポンポンと触れ
「ありがとう」と言った。


みんな震災に心を痛めているけれど
彼の「ありがとう」は
震災を自分事として捉えている感じがして
とても温かみある言葉として響いた。





「今日は僕が行ってみたかったお店を予約してあるから楽しみにしていてねー」


と、連れられたのはお鮨屋さんで


小上がりで向かい合って座ると

「はい、お年玉だよ」と白い大きな紙袋が渡された。



中身は厚手の裏起毛のパジャマで
それもとても嬉しかったのだが

紙袋のショップの名前が隠れるように紙が貼られ
マジックで大きく「お年玉」と書かれてあり、笑う。



「わざわざ、貼ったり書いたりしてくれた姿を想像すると、まずそれが嬉しいです」

「ウケてくれると思いながら細工したよ」

遊び心を持つ大人だ。







「先週も挨拶したけど今日は新年会だから改めて」

お互い「今年もよろしくお願いします」と乾杯。


「今日は君が大好きな物だけでお腹いっぱいにしたら良いよ!」と

私の好物を把握している彼が注文してくれたお寿司が次々と並ぶ。


雲丹、鮑、つぶ、いくら、牡丹海老、鰤、ホタテ、中トロ、蟹…

超絶美味しかった。



「こんな高級なお店は自分ではランチじゃないと来れないなぁ」と、呟いたら


「また一緒に来ようね。今日は新年会だから遠慮しないで食べな、食べな」


と、私が特に好きな雲丹、鮑、いくらを追加で注文してくれた。

追加の量も選んだ三種もさすがわかってらっしゃる!



「今まで二人で行った全てのお店の中でベスト3に入るレベルの高さだったね」なんて言いながら


「ごちそうさまでした。お年玉もいただいて今までで一番楽しい新年会です!」と伝えると


「今年が一番楽しい!って毎年言ってくれるよね。嬉しいよ。ありがとう」







次に会うのは10日後で

彼がこちら方面に出張で2泊
場合によっては3泊になるらしい。

たっぷりある時間を
どのように過ごそうか
3日間の晩ご飯をどうしようか
お互いに考えながら過ごそうね


と、話しながら終電を待つ。

あっという間の8時間だった。




電車に乗った彼に、今日のお礼と

「年が明けてもやっぱり一緒に居る時間の心地良さが好き!」

と、メッセージを送ると



「こっちのセリフです、僕も全く同じ気持ちだよ。ありがとう」と返信があった。





ありがとうって口癖のように出てくる彼は
温かい環境で育ったのだろうな、と常々感じる。




年末の忘年会、とても楽しかった。
でも、新年会はもっと楽しく、嬉しかった。