「つらいことや苦しいことはネッ友につぶやいているから」

「ネットで友達がいるから」

と言われることが増えました。

最近の相談相手として

SNSが増えています。

以前はリアルな友達が多かったのですが、

今はSNSが中心になってきているようです。

 

SNSで相談するメリット

・同じような悩みを抱えているから理解してもらいやすい

色々なサイトで同じようなことで苦しむ仲間を見つけやすく

セルフヘルプグループのような機能があるのではないだろうか?

 

・うまくいかないときに終わりにしやすい。

友人や家族のようにうまくいかなくなっても会うことがあるようなことがなく

嫌ならすぐにブロックできる気軽さがあると思います。

 

・お互いのことをよく知らないから相談しやすい(匿名性)。

知らないから安心して相談できるし

実生活に影響をしないから相談しやすいと考えます。

SNSでの相談が広がった最大のメリットだと思います。

 

SNSで相談するデメリット

・危険な情報収集の場になること。

より危険な自傷行為や過食嘔吐の方法などをSNSを通じて知ることがあります。

より効き目のある薬を知ったり、

気持ちよく嘔吐できる方法を知ることが少なくありません。

 

・相手のことがわからないから信じてよいのかわからない。

・お互いのことをよく知らないから何が起きるかわからない(匿名性)

例えば同じ年齢の女子高校生で

自傷行為を繰り返す仲間だと思い

会う約束をしてその場に行くと

中年の男性が待っていたということが

ありました。

この2つがSNSに相談する上での最大のリスクであり

この問題が解決されれば

SNSを使っての相談はもっと広がっていくと考えています。

 

自殺予防などではSNSでの相談が普及してきています。

SNSでの相談は通常の相談とは違う部分もあり

支援技術の向上や

情報管理の問題など

課題は少なくありませんが、

今後、有効な相談方法になっていくのではないでしょうか。