大相模水神社 ~ 厚木市西部散策⑥ ~ | 温泉大好き!厚木の住人

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厚木・伊勢原・平塚を中心に古街道を辿り、時には川を遡りながら郷土の歴史を探訪します。

 前回ブログで紹介した「神奈川食肉センター」から玉川上流へと遡り、わずかに100メートルほどでしょうか。「玉川」と「恩曽川」との合流地点があります。

(↑)左側から流れ込むのが「玉川」になります。

 玉川は付け替え工事が行われた結果、この場所に「流される」ことに。なので昔はここから先の下流は、玉川ではなく「恩曽川」でした。

 ところで、恩曽川の上流には

(↑)毛利氏発祥の地(毛利屋敷跡)があります。ブログでも何度か紹介させていただいていますが、「恩曽川といえば」ということで今回も繰り返しになりました(笑)。

(↑)「大相模水神社」

 2つの川が交わる部分、三角形の突端付近に安置されていました。こじんまりとしたお社で、「大相模」とはずいぶんと大上段にふりかぶったネーミングだなあ、というのが第一印象。

 ではありますが、毎年「田植え前」に厚木市長のみならず隣市伊勢原市長が訪れるほど重視されているようです。

(↑)相模川「磯部頭首工(※)付近」

 というのも、相模川上流の磯部(相模原市)で取り入れた水を厚木・伊勢原・平塚の3市の田んぼへと流す「西部用水」の水門がすぐ脇にあるためだそうです。下流域にあたる農家にとっては重要この上ない用水路に水を通す儀式には、やはり市長が適任ということなのでしょうね。

 

 (※「頭首工」は農業用水に取水するために設置された「堰」のことだそうです。私はこの言葉を「磯部頭首工」に訪れた折に初めて知りました。)