寒い2月が終わったら少し暖かくなってきたようだ。


そういえば心臓の手術を受けた友達はどうなったんだろう?

心臓の術後は負荷を避ける為にスマホ禁止令が多分出ているのかな?

早く元気なメッセージを見たい。



梅が少しずつ咲いてじんちょうげの匂いが春を教えてくれる。

長男の受験にメドが着きそう。

志望学部では無さそうだけど.....

いろんな意味で見通しがたってきた。

RZVもレッカーを呼んで車検に送り出し。

来るべき春に備える。



寒い中に春の余韻が感じられる。

寒い冬を乗り切った。

なんか嬉しい。

今年の冬は寒かった。

春なんか来ないと思っていた。

でもやっぱり春は来る。

今年の春はどんな変化が有るんだろう?



ごりっぴぃが高校3年生の冬、こんなドラマが有った。

ささやかな幸せのうえに成り立っている家庭。

高校3年の和彦(鶴見辰吾)の受験を中心に冬から春までの描写。


真面目で成績優秀の和彦はふとしたキッカケで男(山崎努)と運命的な出会いをする。


(関係ないけどごりっぴぃも小学生の時、夜中の2時・3時に出歩いて知らないおじさんによくついていったなぁ)


そこから始まる平凡な一家の危機、

そして再生の物語。

今迄の昭和ホームドラマとは違う、毎回が衝撃だった。


「いい大学に入っていい会社に入る、そんなありきたりの人生に何の意味が有るのか」

そんな内容の台詞が毎回出てくる。

そして一流大学合格確実と思われた和彦は「男」との出会いで今迄の価値観が崩れてしまい、成績が低迷しなんとか三流(?)大に合格。

しかし信用金庫に勤める父親は和彦に将来一流企業に入社する為に浪人して一流大学受験を勧める。

それを聞いて今迄従順だった和彦は初めて父親に反抗する。

「三流大学に入っても何故頑張れと言ってくれないんだ!大学で人生の全てが決まってしまうのかよ!」

「僕はそんな安っぽか無いよ!」

あの男に出逢わなければこんなこんな台詞は言わなかった筈。

うろたえる父親を後に自分の部屋に閉じこもる和彦。

母親(岩下志麻)が後から部屋に入って和彦を責める。

「あなたにそんな台詞を言う資格なんか無いわ、お父さんに謝りなさい!」

「嫌だね!」

「お母さん知ってるのよ、貴方だってあんな大学には入りたくない事を」

「あの男と知り合い、請け売りでそんな台詞を言ってカッコつけている、バカみたい!」

図星の指摘で黙る和彦.....

そして和彦は受験生にも関わらず両親に隠れてあの「男」と逢い続ける...


和彦役の鶴見辰吾さんはこの時ごりっぴぃと同じ18歳(受験生だったのかな?)とても他人事のドラマとは言えなかった。


ごりっぴぃは受験生だったのでこのドラマの最終回を見る事ができなかった。

最近DVDを手に入れてほぼ36年ぶりに観た。

父親に初めて反抗するシーン、あれから3倍生きているのに何度観ても胸が締め付けられる。

請け売りの言葉かもしれない、しかし自分の気持ちを初めて表現した。

同じ受験生だったごりっぴぃにはよくわかる。


DVDで結末を初めて観た。

36年目の謎解きをした感じ。

(岩下志麻さんのお母さん役は良かった)


ごりっぴぃにもこのドラマに出てくる「世間体を気にするフツーのお父さん」と「ひねくれ男」の両面性がある。

更に言えば「常に悩む和彦」の3面を持っている。


一緒にDVDを観た山の神は「幸せな家庭を荒らしたひねくれ男、絶対許せない」とのたまっていましたが....


わかる人にはわかるし、分からない人には絶対分からないだろう....



休みの朝、近くの公園に行く。

梅が咲いている。

ごりっぴぃは脳天気で大騒ぎをする桜よりまだ冷たい空気の中で観る梅が好きだ。

まだ寒いけど春が近い事を教えてくれる梅がいい。

春になってから咲く桜より静かに観れるから。


この河川がピンク色に飾られるまでにいろんなことがまだまだあるだろう。

ごりっぴぃの早春スケッチブックはどんな終わり方をするんだろう。




(追伸)

 え、RZVの車検もう上がったの?

早すぎ....

店内がバイクだらけで置き場所が無いから早く引き上げろと指示あり。

多摩方面へRZVの引き取り。

帰りに調布飛行場(旧陸軍航空隊基地)に寄る。



飛行場は学生時代とは変わって綺麗に整備されている。

もう昔の面影なんか無い。

友達に久々に会ったら「おまえなんか知らないよ」と言われたような感じ。