下を向いて、目をつむっているいのぶの鼻
を思い切り掴んだ。
「なにすんねんな」
「なにすんねんな、ちゃうやんかぁ」
「みんな、藤井さん（ドクター名:仮名）との結婚を薦めてたことも知ってるやんな」
「あんたが、結婚してくれと頼んだから、結婚したったの覚えとるよね」
「うん、そうやったな」
「お義母さんが、あんたは、見合いした人と、アタシは藤井さんと結婚していた方が良かった、言うてはるわ、どないなん」
いのぶが立ち上がり、とよの方に行きながら、
「今更、なに言うとるんや、地主さんの娘さんと結婚していたら、お母さんらは、頭があがらへんで、小さくなっとかんとあかんで、マミを見ててわかるやろ」
「だいたい、親父の入院費のことで、みーが、うさに喧嘩売っとって、なに、結婚前のことまでひろがっとんねん」
「みーちゃんも、悪いけどな、ファックスまでせんでよかったんと違うか」
「みーさんは嘘を言われて、人を陥れることをされますから」と、アタシが言うと、
「そうや、アイツは親を親とも思ってないからのう」と、色ぼけがアタシに味方する様なことを言った。
「そうやったな、とらと結婚する時に『親を見なかったから』言うてたんやろ」と、アタシに聞いてきたので、「はい」とだけ応えた。
そして、「結婚の時に、「親を見る」なんか普通言わんさかいにぃ」と、アタシを攻撃することから、みーの話題（悪口）に変わっていった。
みーの好きゃんの事や、とらに内緒でのリフォーム、ピアノ購入、とらを追い出した事、医療事務の勉強に何十万も使って、就職したけども、すぐ辞めた事、職場の方とすぐ喧嘩して、仕事が長続きしない事、とらに離婚を勧めている、ことなどを色ぼけと話し出し、アタシたちに聞かせていた。
途中で、いのぶが「話を聞いててもしゃーないから帰ろう」
帰ろうと玄関を出ると、とよが、家で作っているぶどう
を３房もぎって、アタシに「ぶどう好きやろ、持って帰り」と、渡そうとしたが、アタシが受け取らなかったので、いのぶに渡した。
アタシはぶどうも果物の中では好物のひとつ。
義家の玄関前で作っているぶどうは、そこそこに甘くて美味しいので、毎年、食するのを楽しみにしていた。
「気をつけて帰りや、また、おいでな」と、助手席に乗っているアタシに声をかけてきたが、アタシは前をみて、とよの言葉を無視！
帰りの自動車
の中では、ずっーーーーーと、いのぶに文句を言っていると、
「あなたも、黙って聞いとけば、あそこまで言わんかったと思うで、お袋も悪いけど、あなたも悪い」
「はぁーーーなんでアタシが悪いねん！〇＃＆бЦ☆ж★＄」ヾ(｡｀Д´｡)ﾉ
家に着いて、ぶどうなんか食べるか！！の、怒りの気持ちで、いのぶの目の前で、「くそっーー」と言いながら、庭でぶどう３房を足で踏み潰したった。
いのぶが「ぶどうには罪がないのにな」
それくらい解ってるわ！言わなかったけども。
このとよとの大喧嘩がきっかけで、
結婚して色ぼけの会社の経営が悪くなった頃からは、私のお給料から、義家用に貯金ができる時のみに、いのぶに内緒で貯金していたのを止めた！
この詳細記事
http://ameblo.jp/19630612/entry-11126310664.html
いのぶに「・・・お袋も悪いけど、あなたも悪い」と言われたことが、
もう、なんか、もやもやとした気持ちが更に大きくなり、以前、もらってきていた離婚用紙をいのぶに差し出した。
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あっ、そうです、ヒガシマルの粉末入り、カレーは、違和感なく食べたようです！
「お袋が『和風カレーやな』言うとった、何でやろうな」と、いのぶが言うておりました。
いのぶは、ヒガシマルの粉末入りとは知りません。(^▽^;)
ご覧いただきまして、有難うございました！