義家に様子を見に行ったいのぶから、仕事休憩中のアタシに電話が、かかってきた。
「家になぁ、車が突っ込んで来て、警察と救急車がきてるんや」
「え?自動車が突っ込んだぁ」
ひえええぇぇぇ~、
((((゜д゜;))))
たまに民家に自動車が
突っ込む事故の報道を聞くことがあるけど、身近でほんとに起こるとは、もお、ビックリした!
「今日、仮ででも寝れるように修理してくれるよう言うてるけど、万が一、出来んかったら、家に泊まらせてもええか?」
「いやですぅ」
「そんな言わんでやってや」
「いやですぅ、とらんとこに泊まらせたらええやん」
「とらのとこはみーがあんなんやろ」
「じゃあ、マミんとこ」
「マミのとこも旦那が親父を嫌っとんやから、行かれへんやろう」
「うちにも、いやですぅ~、ほなホテルをとってもらいや」
「わかったわ、今日中になんとかしてもらうようにするさかいに」
だいたい、仕事から帰って来てから、大掃除して泊まりの準備をさせるんか!?アタシに。
いやーなこった。(  ̄っ ̄)
義家が住んでいる町営住宅は一戸建てで角地である。
町営住宅は道路と高低差がかなりあり、町営住宅が道路より低い。
色ぼけは脚の手術をして以降、道路沿いに位置する仏壇を置いている
和室に
を置いて寝ている。
いのぶが帰宅して様子を話してくれた。
とりあえずは寝れるようにしてもらって、電気も通うようになった。
あー、だから、電話が途中で切れたんや。
そうそう、その日のことよ。
とよは起きて台所に居ており、色ぼけは
ベッドの中。
色ぼけが寝ていた仏間に突然、自動車が
突っ込んできて、ベッドに沿うかの様に足元で停車した。
深夜勤務から帰宅していた若者が居眠りをして、対向車に気づき
ハンドルをきった弾みで、突っ込んだ。
若者は軽傷。色ぼけは無傷。
「後、数センチ車がずれていたら、親父は確実に死んでいたわ、警察の人が『この状態でよく助かりましたな』って言うてたわ」
「あーあ、残念なことで」
(-"-;)
それにしてもぉぉぉ、
ご先祖さまーーーぁ!!
オンナをとるために『仏壇を捨てろ』とまで言い放った色ぼけをどうして、お助けになられたのですか!?
どうせなら、どうせなら、そちらに導いてほしかった・・・。
(w_-;
事故なら、
葬式費用も、そうしきひようも、ソウシキヒヨウも・・・。
でも、色ぼけはきっと、寿命があるんやろうな・・・。
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