カルメンマキ&OZのリーダーでギター、RCサクセションエレキ化のキーマンにして最後のメンバーとしても重要な役割を果たしたことで知られる春日博文さんのウクレレアルバム3作目、
『hachi uke 3rd』春日博文
春日さんのライフワークとも言えるウクレレをフィーチャーしたソロアルバム3作目です。
ただ、今回のアルバムには、ナント、人知れず残っていた忌野清志郎が歌う2曲が収録されています!
清志郎との共作は、
「Cry Cry 夜さ」
「僕らは」
の2曲です。
これらは春日さんの韓国移住に伴いお蔵入りしていたそうですが、 今回はこれらに春日さんがバックのサウンドを入れアレンジを行っています。本アルバムの目玉といっても過言ではないと思います。
「Cry Cry 夜さ」は、
6/8拍子、「Cry 」と「暗い」のダブルミーニング、清志郎のおはこです!Cry、清志郎の曲には
よく出てきますね。
きっと大丈夫、そのままで、道を照らすのは夢だけさ、、
清志郎に、こう言ってもらえる曲に、また出会えるなんて。。背中をそっと推してもらえるなんて。。
これはずいぶん遅れて届いた、ものすごいプレゼント!
ハチさん、世に出してくれて、感謝 For You!
「僕らは」は、
これも清志郎らしい、彼女とのチョットした微笑ましいやりとりを詩にしたのでしょうか。寝坊の歌です(笑)。まあ、寝坊にかけても本格派の清志郎、起きたらあさってだったこともあったような。。
そして、春日さんお気に入りのRCのアルバム『シングル・マン』より、夜の散歩をしないかねが入っているのも嬉しいですね。ウクレレで聞くと、まるでハワイのビーチで夜の散歩をしてるように聞こえてきます。
他にも元たまの柳原陽一郎さんや、春日さんと韓国で一緒にやっていたTaejun Joさん、マルチミュージシャンの桜井芳樹さんらがクレジットされています。
チカラを抜いて、リラックスして聞きたい一枚です。詩の中には空や海、夜空、月、目に映る自然の中の色彩や、木の匂いやヒンヤリとした霧などがあり、そういったものを本能のまま、五感で感じたくさせてくれる、そんな一枚です。シンプルなウクレレの音色がそうさせるのだろうな。
また、清志郎とも出会えるし。
素敵なアルバムですね〜。
以上です。