く
おはようございます♪
今週もブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございます!
今週は、この本をご紹介します♪
序章 この本が生まれたいきさつ
第1章 思考は「ほんとうの自分」ではありません
第2章 「いまに在る」と、人生の苦しみは消える
第3章 「いまに在る」生き方がさとりのカギ
第4章 思考はいつも「いま」から逃げようとしている
第5章 「いまに在る」ってどんなこと?
第6章 うちなるからだ「インナーボディ」
第7章 「目に見えない世界」の入口
第8章 さとりに目覚めた人間関係をきずこう
第9章 「心の平安」は幸福と不幸を超えたところにある
第10章 「手放すこと」って、どういうこと?
「第4章 思考はいつも「いま」から逃げようとしている」から抜粋します。
第2節 無意識状態にもさまざまなレベルがある
問い「無意識状態」のレベルの違いについて、ご説明していただけませんか?
答え みなさんもご存知のとおり、わたしたちは睡眠中に、夢見の状態と、夢を見ない状態を交互に経験しています。
これと同じように、ほとんどの人は覚醒時も、「普通の無意識状態」と「重症の無意識状態」 を、交互に体験しているのです。
わたしが普通の無意識状態と呼んでいるものは、自分の思考や感情、リアクション、願望、嫌悪などを「ほんとうの自分」だと思いこんでいる状態です。
これがほとんどの人にとって、ノーマルな状態になっています。
この状態では、自分の行動は、エゴ的思考にコントロールされています。
もちろん、「大いなる存在」につながってもいません。
どうしようもない不幸に苦しんでいるわけではありませんが、心のダイヤルは、いつも心配、不満、退屈、不安といった低い精神レベルに合わせてあるのです。
心の中を、どんよりしたものが、一種のBGMのように流れつづけているのです。
エアコンのブーンという低いノイズと同じように、自分の一部になっていま んでいるので、それがやまないかぎり、その存在自体にも気づくことはありません。
それが突然止むと、安堵感を覚えるものです。
多くの人は、このBGMを取りのぞこうと、酒、 ドラッグ、セックス、食事、仕事、テレビ、ショッピングなどを、麻酔薬がわりに使っています。
しかし、そうすると、 節度をもってすれば楽しい活動も、強迫観念や中毒症の性質を帯びるようになり、 得られるものも急場しのぎになってしまいます。
このような「普通の無意識状態」は、物事が予期せぬ方向に展開すると、「重症の無意識状態」という痛みに変わってしまうのです。
「重症の無意識状態」では、本人はよりいっそう深刻な苦痛や不幸の中にあり、それが誰の目にも明らかです。
「物事が予期せぬ方向に展開する」ことの具体例を挙げてみると、エゴの存在がおびやかされる、厳しい試練、喪失(現実のものも想像上のものも)に直面する、人間関係のトラブルが生じるといったことです。
重症の場合も、「普通の無意識状態」の痛みが強まっただけで、基本的なところは一緒です。
「普通の無意識状態」の場合、「すでにそうであるもの」に対して、思考が習慣的に抵抗や拒絶をすることで、不安や不満をつくりだしているのです。
ほとんどの人は、不安や不満は人生とパッケージになっていて、避けられないものだとみなしています。
エゴの存在がおびやかされる、エゴの存在価値が問われるなどの状況では、抵抗の度合いはいっそう強まり、怒り、極度の恐れ、敵対心、うつ状態など、強烈なネガティブ性を呈してしまいます。
こうして、感情的痛みとひとつになって、ペインボディのスイッチをオンにしてしまうのが、「重症の無意識状態」です。
肉体的な暴力が起こるのも、「重症の無意識状態」におちいっていることが原因です。
人生でふりかかってくる難題に、自分がどのようにそれに対処するかが、どれほど「無意識に生きているか」を知るのに恰好のものさしです。
おもしろいもので、難題にぶつかると、無意識に生きている人間は、さらに無意識の度合いを深め、意識的に生きている人は、さらに意識的になるからです。
つまり、わたしたちは試練を、自らをゆり動かして、目覚めさせる道具にすることもできれば、さらに眠りを深めるための、睡眠薬にすることもできるのです。
後者の場合には、普通の無意識状態である「夢」 が、「悪夢」に一転するというわけです。
部屋でひとりくつろいでいる時、森を散歩している時、人の話を聞いている時などの 「いまに在る」ことができないのであれば、なにかまずいことが起きた時(苦手な人物に対応する、厳しい境遇に立たされる、なにかを失う、失うかもしれないなど)、「いまに在る」のは、まず無理でしょう。
「 恐れ」を原動力にした感情的リアクションを示し、いっそう強い無意識状態に引きずりこまれてしまうのです。
つまり、人生の困難は、自分自身を試すテストとも言えるのではないでしょうか。
このテストにどんなマナーで対処するかが、周りの人はもちろん、自分自身にも意識の進化の度合いを示せる唯一の方法だからです。
どれだけ長い時間、座禅していられるか、座神中に、どんなビジョンが見えるか、といったことは尺度にはならないのです。
ですから、比較的物事がスムーズに運んでいる時に、意識的に生きるよう心がけましょう。
そうやって「まずい状況」でも無意識にならないように、「いまに在る」能力をきたえ上げていくのです。
こうすることが、自分自身の波動だけでなく、周りの人たちの波助をも高めます。
「無意識状態」、「ネガティブ性」、「不調和」、「暴力」は、一切このエネルギー場に侵入できません。
ちょうど光あるところに、暗闇が存在できないのと同じことです。
また、土曜日にお会いしましょう♪
安田菜穂
吃音のある方の発声・発音練習をオンラインで!(小学生から大人まで)
ご予約・詳細・お問い合わせはこちらから
スピーチセラピーねむ