僕は映画「百日紅」を観たあとで、その偶然に驚いていた。
僕は杉浦日向子という作家のことは、名前は知ってはいたけど、
その著書・漫画を手にしたことはなかった。
なのになぜだろう。
ネットか新聞だっただろうか、その広告を見た途端に、「観に行こう」と思ったのだ。
僕はそんなに映画を観に行くほうではない。たぶん玉下さんの10分の1も観ていない。
観たとしても、なにも考えなくていい、ハリウッドのドッカーンのりのり映画で憂さ晴らしをするくらい。
実はいまもなぜ観に行こうと思ったのか説明できない。わからない。

で、どうだったのか?
すこぶる幸せな時間だった。
玉下さんや、他の映画ブログを書く方々のようにうまく書けないし、残念ながら知識も持ち合わせていない。
クチコミにあるような、声優の良し悪しも、盛り上がりのないオムニバス的ストーリー展開も、まったく気にならず、虚実入り乱れた不思議な江戸の雰囲気の中にどっぷり浸かった90分だったのだ。
ちゃんとした感想は、きっと玉下さんが書いてくれるだろう(笑)
さて、観たのは、テアトル新宿。

はじめての映画館だった。
こぢんまりとしたロビーには、原恵一監督のサイン色紙をはじめ、ポスターや広告が貼られ、
さしずめ芝居小屋のよう。
上映前にさまざまな映画の予告編があるけど、それらもいつもとは違う傾向。
ほとんどがTOHOシネマズばかりの僕にとって、映画館自体も新鮮だった。
映画通とは程遠い僕のような人間には、ともすると敷居が高い映画館かもしれない。
でも「百日紅」のおかげで、ちょっと映画通の気分まで味あわせてもらえた。
【本日の一枚】 漫画『百日紅』下巻

映画から数日後、僕の手元に漫画『百日紅』の上下巻。
写真は、東京湾を横断する高速バスの中、僕の膝の上。
後日ブログに書こうかなという予告編的備忘録として載せておこう。
カテゴリー
wrote by 1961_TM














