普段は手を出さない専門書。
それもハイエンドなオーディオ誌。
好きなミュージシャンのインタビュー記事を読みたくて、
つい本屋さんで手にしてしまった。

目的のインタビューを読む前に美しい広告写真に見惚れていたら、
そこには我々一般ピーポーには想像できない、
迷宮なる世界への入り口が開かれていた。

ちなみにタイトルの「アナログ」とは、レコードのことを言います。
決してコンピュータ系の雑誌ではないです。
1980年代に登場したCDがデジタル技術で音信号を記録するのに対し、従来のレコードは硬質プラスチックにアナログで音を刻んでいました。
ひと頃はビデオ録画のβ方式同様にCDに駆逐されそうだったレコード。
でもオーディオのマニアの間ではレコードへのこだわりがありました。
曰く「温かみがある」
曰く「音の情報量が違う」
曰く「アナログ録音はアナログ再生に限る」
曰く「ジャケットのアートワークは30cmじゃないと」
ちなみに玉下は単に学生時代のレコードを聴きたくて、
今でもレコードを聴いています。
全くオーディオのマニアではないし、そういう環境もありません。
おっとラビリンスの話から逸れました。
ちょっとこの広告をご覧ください。

例えばカートリッジ、
550,000円。
カートリッジとはレコード針を含む部品ことです。
レコードの再生信号を読み取る最も重要なポジション、
それがカートリッジですが…。
ひと昔前なら軽自動車が買えます。
今の時代なら月の収入がこの額に満たない時も充分にあります。
当然、カートリッジは単体で機能しません。
ターンテーブル、つまりプレイヤーが必要です。
1,500,000円の広告があります。
この金額なら楽勝でクルマが買えます。
海外旅行だって南極辺りへ行けます。

レコードを再生するのに必ずしもこの金額がいるわけではなく、
上を見たらキリがない一例です。
※クルマだってフェラーリとかランボルギーニは何千万円もします。
この広告を見たら、プレイヤーで495,000円が安く思えます。
アンプの500,000円も買えそうな気がします。
その代わりに家族は一ヶ月絶食して我慢を強いられますが…。
いやぁ、趣味の世界は奥が深い。深すぎる。
読んでいるだけで満足する庶民の代表、玉下の素朴な感想です。
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wrote by 玉下奴郎