母の短歌 沈みゆく心
こんにちは。母の短歌にようこそ。このところ、春の兆しが見えつつも、かなり寒い日々が続いていますね。今日も寒さが厳しく、空もどんより曇っていて、何かと気持ちも落ち込みがちになってしまいます。このような日々に母の短歌を読んでいると、喜怒哀楽の「哀」・・・"悲しみ"、を感じる歌がとりわけ心に沁みてきます。今回は、そんな「哀」を感じる歌を紹介させて頂きたいと思います。沈みゆく心のありて小さなる貝ちりばめしネックレス買う貝のネックレスなので安価な物だったのだと思いますが、悲しみの中で、ささやかな慰めを 求めてそのネックレスを買った母の気持ちが分かるような気がします。友を見舞い電車待つ間を透明な簾にも似て雨降りしきるやや重き心ゆだねて乗りている電車いくつもの川を越えゆく夫を亡くし笑顔かえらぬ友と会いクラス会よりいま帰り来ぬ在りし日の夫と眺めし紅梅が裸木の間(ま)より見え始めたり最後に、私も年を重ね、母の気持が分かるようになった歌を一首。年古りてしみじみと読む亡き父の文は嫁ぎし吾を気遣う今日も最後までお読み頂き有難うございました。まだ寒い日々が続いております。どうぞ、ご自愛下さい。*写真はお借りしたものを使わせて頂いております。