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10月末に
東寺( 京都府京都市南区九条町1)へ行きました。
東寺は正しくは教王護国寺といい、平安建都の際、都の南玄関、羅城門の東に作られた。後に空海が賜り、密教の根本道場(こんぽんどうじょう)とし、今に至ります。
食堂
食堂とは、僧が生活のなかに修行を見いだす場。
本尊に千手観音菩薩が祀られていたため、観音堂とも呼ばれています。足利尊氏は東寺に本陣を置き、この食堂に居住していたことがありました。
かつての食堂本尊は、火災による損傷を修復し、宝物館に安置されています。
現在の食堂本尊は、高村光雲に師事し、奈良美術院主事となった明珍恒男(みょうちんつねお)作の十一面観音像となっています。
講堂
講堂の内部には、大日如来を中心とした密教尊が祀られています。空海の手によって、通常は図で表される曼荼羅が如来、菩薩などによって立体的に表されているのが大きな特徴です。大日如来を中心とした五智如来、その左右には五大菩薩、五大明王を配置した迫力ある立体曼荼羅が鑑賞できます。
金堂
ご本尊は、あらゆる病から人々を守ってくれるという薬師如来です。台座の周りをぐるりと十二神将が守り、左右には月光菩薩、日光菩薩を配しています。
五重塔
五重塔(国宝)は、京都駅前のビルの林立する中で木造建築の美を際立たせてそびえたつ。 高さ約55メートルの日本最高の塔で、寛永21年(1644年)に、徳川家光が再建奉納したものです。
五重塔の初層内部には、極彩色で彩られた密教空間が広がっています。五重塔の各層を貫いている心柱(しんばしら)は、大日如来として、その周りを四尊の如来、八尊の菩薩が囲んでいます。さらに、四方の柱に金剛界曼荼羅を描いています。
観智院
観智院(かんちいん)は、真言宗の勧学院。
いわば、大学の研究室のようなところです。
東寺の三宝(さんぽう)といわれる頼宝(らいほう)と杲宝(ごうほう)と賢宝(けんぽう)。
杲宝は観智院を創建し、賢宝は五大虚空蔵菩薩(ごだいこくうぞうぼさつ)を本尊としてお祀りしました。
虚空蔵とは無尽蔵、広大無辺の知恵を無尽に蔵していることをいう。我国には求問持法(この菩薩を念じて記憶力を得る法)の虚空蔵として伝えられ、空海も一説にこの法を観操より受け、真言密教を開く足がかりとしている。五大虚空蔵菩薩は、その知恵を五つ表したもので、息災増益の祈願のための本尊となっている。(写真ともにパンフレットより)
紅葉シーズン前だったので、ゆっくり、じっくりお参りできました。
今日これからも、あなたやあなたの大切な方たちが、穏やかでニコニコ笑顔でご機嫌に過ごせますように
明日はきっとハレルヤ