平城宮跡からの夕陽
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十一面観音様 特別ご開帳中に海龍王寺( 奈良県奈良市法華寺町897)へ行きました。
海龍王寺(かいりゅうおうじ)は、平城宮跡の東側、法華寺とほぼ隣接する位置にある比較的小さなお寺です。お寺は藤原不比等・光明皇后・玄昉といった奈良時代を代表する人物と深いつながりのある歴史ある寺院となっており、本尊の十一面観音菩薩、西金堂に安置されている五重小塔など美しい文化財を見ることが出来るお寺にもなっています。
海龍王寺のご本尊であり、特別公開期間のみ本堂でご開帳される秘仏「国宝十一面観音菩薩立像」。こちらは奈良時代に光明皇后が造立させた像をモデルに鎌倉時代に再度慶派の仏師が造像したものとなっており、細やかな装飾の数々や金色が全体で残される保存状態の良さが特徴となっており、均整の美を感じさせる佇まいは日本を代表する十一面観音菩薩として高く評価される存在となっています。
凛とした立ち姿が お美しい十一面観音菩薩さまの秋の特別開帳の日にお参りできました。(写真禁止の為ポスターより)
国宝五重小塔
西金堂の内部に設置されている国宝五重小塔は、高さは4メートルほどと小さいながらも「建築物」として国宝に指定されているユニークな仏塔であり、外観に関しては細部まで綿密に造られた佇まいは、奈良時代の比較的早い時期における仏塔建築の事例として貴重な存在になっています。
次は法華寺( 奈良県奈良市法華寺町882)へ
藤原不比等の邸宅を娘の光明皇后が受け継ぎ、総国分尼寺として建立。光明皇后がモデルといわれる十一面観音菩薩立像が本尊です。
平城宮跡 第一次大極殿、大極門、朱雀門