なぜ七草粥を食べるのか? 七草粥を食べる習慣がない地域も? (ウェザーニュース)   https://u.lin.ee/oU5U6hK?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none

 

 1月7日は、春の七草を入れた七草粥を食べる日として知られています。七草粥には、どんな歴史と由来があり、どんな効能があるのでしょうか。春の七草以外の食材を使う地域があり、七草粥を食べない地域もあるそうですが、それはどこなのでしょうか。

 

七草粥にまつわるお話を、歳時記×食文化研究所代表の北野智子さんに伺いました。

 

七草粥の始まりは平安時代?

七草粥にはどんな歴史と由来があるのでしょうか。

 

「正月七日は、五節句の一つで、新年最初の節句・『人日(じんじつ)の節句』です。

 

昔から中国では、一月一日を『鶏の日』、二日を『狗(いぬ)の日』、三日を『猪(=豚)の日』、四日を『羊の日』、五日を『丑の日』、六日を『午(うま)の日』として、それぞれの日にはその家畜を殺さないようにしていました。

 

七日は『人の日(人日)』で、犯罪者への刑罰を行わなかったとも、邪気を祓(はら)う日だったともいわれています。

 

また中国の『荊楚(けいそ)歳時記』に、『正月七日を人日と為す。七種の菜をもって羹(あつもの=汁もの)をつくる』とあり、七種類の菜の吸い物を食して無病を祈る風習があったそうです。