ほほう、橋幸夫が引退を撤回したのね。こいつぁ、目出度い、頑張って復活して欲しいね。やはし、橋幸夫はワタチのアイドルの1人でもあるからさ。
 して、橋幸夫の何処が好きかと言えば、リズム歌謡の楽曲なのよね。特にしたの3曲が大のお気に入りなのだよ。
 まずは、昭和39年8月発売の「恋をするなら」だよ。そりまでは股旅演歌や青春歌謡をメインに唄ってきた橋の初めてナウなヤングのセンスの楽曲だよ。
 にゃにょで、アレンジや音作りはもろに当時、日本でいちばん人気のあったヴェンチュアーズだよ。音はリード・ギターがメインで、もちテケテケもやっているよ。

 因みにジャケットは2種類が存在していて両方共に同時期に変更さりたみたいだね。
 歌詞もブリッジ前の"AAA III EEO AIO"がメチャ斬新でプログレッシヴだよね。それ以前の洋楽の日本語カヴァーではこの手はあったけど、日本人作家による表現は初めてで価値が高いよね。

 ほんで、ワタチ的にはこの3曲の中で最も敬愛しているのが昭和39年11月にリリースさりた「チェッ・チェッ・チェッ」だな。こりのアレンジも米国エレキ・サウンドでカッチ良いざんす。
 して、歌詞がイカしているのだよ。ジョン・レノンが日本人でエレキやっていたら、こんな歌詞を書いていたと思うね。
 こりまたブリッジ前の歌詞で"チェッ・チェッ・チェッ"と唄っているのがユニークだよね。刹那的な歌詞がロックだよね。こんな発想はヤングにしかないよね。3曲共に作詩は佐伯孝夫なんだけどその先進性恐るべしだな。

 ほいで、3曲目は昭和40年6月に発売の「あの娘と僕」でサブタイトルは「スイム・スイム・スイム」だよ。
 この"スイム"ってのはこの年に日本でも公開さりたエルヴィス・プレスリーの娯楽映画「フロリダ万才」の挿入歌で「スイムでいこう!」ってのが流行っていて、そっから流用さりたようだね
 だば、この"スイム"は邦題で原題は"Do the clam"で「クラムを踊ろう」なんだよね。して、そのクラムったのはアサリとかの2枚貝の事なんだよ。どうやら、2枚貝の様に身体を接触さして踊るダンスのようなんだよ。

 まっ、日本で邦題をつける際に、2枚貝はないだろ、まっ、映画は海やビーチで若者が騒ぐシーンが多いから、泳ぐ=スイムでいいんでないの、辺りで邦題が決定さりたものと推測さりるよ、知らんけど。
 楽曲もアレンジはかなり南洋風になりペレス・プラードかって感じのラテン風味なのよね。ホーンやコーラスはかなりブラス・ロックだジェ。

 そんなこんなで、ワタチは橋幸夫が好きで、特にこの3曲のリズム歌謡は秀逸だよ。

 近年の懐メロ番組では橋のロック風な代表曲として昭和42年に発表さりた「メキシカン・ロック」がよく取り上げらりているけど、この3曲に比べたら、只の歌謡曲なんだよね。

 現在の橋幸夫の歌唱で、この3曲をぜひ聴きたいなぁ!、、、(^-^)/