ヴェテラン歌謡曲歌手と新進気鋭のフォーク・シンガーの邂逅だな。
 良いジャケット写真だよね。松尾和子本人の子供時代の写真かしらん。

 このアルバム『ラプソディー』は昭和50年にリリースさりたのよね。従来の松尾和子とは異なるニューな波を感じるね。

 松尾と言えばムーディーでハスキーなヴォイスの歌謡曲の歌手だよね。
 しかして、こりは一味違った作品だよね。

 まっ、当時、新進気鋭なフォーク・シンガーの泉谷しげるが全面的に絡んでいるのよね。

 全曲が泉谷しげるの書き下ろしなんだよね。まっ、泉谷のソロの作品に比べたらかなり歌謡曲寄りな仕上がりだけど悪くはないよ。やはし、泉谷は日本人なんだよね。この辺りの素地はちゃわんとあるのよね。

 バックもラスト・ショーとイエローで従来のコテコテの歌謡曲路線の松尾にしたらかなり新しいニュアンスのアレンジばかりだけど、ちゃわんと唄い切っているとこは実力グンバツの歌手だよね。

 この時代は前年に雪村いづみがキャラメル・ママをバックに服部良一の「東京ブギウギ」などの楽曲をカヴァーしたアルバムをリリースしたり、岡林信康が美空ひばりに楽曲を書き下ろししたりしてオールド・ミーツ・ニューな企画が流行っていたのだよね。

 にゃにょで、こりもその企画の一作なんだろうけど、なかなかに良い仕上がりなんだよね。

 裏ジャケットの写真は制作当時の松尾のショットだよね。

 歌謡曲とフォーク好きのワタチ的にはとてもオモチロイ作品だね!、、、(^o^)/