そんなこんなで、何気にボブ・ディランの『武道館』を買い戻したよ。そんで、20年以上久し振りに聴いたよ。

 こりは1978年に初来日した時の武道館での2枚組ライヴLPね。ワタチも3回観に行ったよ。結構、期待して行ったのだけど拍子抜けだったよ。

 そりまでに『偉大なる復活!』と『激しい雨』を聴いていたから、その延長かと思ったら妙に洗練さりたサウンドと大人しめのヴォーカルでさ。

 そんで、その後にリリースさりたこのアルバムも一応入手したけど、殆ど聴いていなかったのよね。して、いつの間にかワタチのレコード棚から消えていたのだよ。

 して、今回は何気にユニオン千葉店で見かけて1500円で帯付きでもあったので久し振りに聴いてみようかなと買い戻しをした次第だよ

 んで、改めて聴くにあたって、そうだこりを参照しようと中山康樹氏の「ディランを聴け!!」(旬報社)を取り出したのだ。
 この本は2000年時点でのディランの公式リリース音源513曲を各音源毎に解説しているのよね。この中山氏はかなり厳しい視点で書いてくれていてオモチロイのよね。

 もち、誉めるのは誉めているけどね。こんな感じだよ。

 そんで、このライヴに合点がいったよ。元々ディランて人はツアーの度に演奏曲のアレンジや唄い方をかなり変える人なのよね。

 ほんで、時代は88年で音楽業界や受け取り手たちの様相もかなり変わっていたのよ。マイルドでオーセンティックな風潮になっていたのよね。

 ディランて人もこの時期は時代に乗ろうとして、こんなアレンジや唄になったのだろうね。
 バラードになった「風に吹かれて」や「アイ・シャル・ビー・リリースト」「アイ・ウォント・ユー」やレゲエのリズムの「天国の扉」等殆ど全ての楽曲が良くも悪くも時代に即したAORなのよね。

 して、今回、聴き直してみて、こりはこりで悪くはないねと感じたね。まっ、この時期以降のディランには現在興味の無いワタチ的には締めくくりとして最適のアルバムだね!、、、(^-^)/