そんなこんなで本日は「マッチ売りの少女」のお話だよ。
 まっ、アンデルセンの童話が有名だけど、ここではタイトルは同じたけど全然別物の野坂昭如の短編小説ね。

 元々、とても悲しくて切ないお話で、野坂版もよりシリアスで哀しくて救いようのないストーリーだよ。

 ほんで、そりを二大漫画家が描いているのだよ。水木しげると滝田ゆうだよ。

 左が水木版で右が滝田版の扉絵だよ。
 下は水木版の冒頭シーンだよ。
 こちらは滝田版ね。
 してラストシーンもほぼ同一だからオモチロイね。
 あまりにも悲しいけど、そこに人間の憐れさが伝わってくるね。

 して、両氏ともに他にも野坂の原作を漫画化していて、その中に野坂本人と思える人物も登場しているよ。
 ワタチ的にはとても好きな三人の創作家がひとつのサークルで結ばれているのがとてもウレチイね。

 因みに下のイラストは数十年前に懇意にしていたネイチャンが当時、描いたマッチ売りの少女のイラストだよ。こりも中々に味があるよね。
 何にしても、マッチ売りの少女ってのは興味深いモチーフだね!、、、(^-^)/