こりはフィンランド空軍のメルケモラーヌって戦闘機だよ。そもそもエンジン抜きの機体はフランス空軍機のモラヌソルニエ410なんだ。ドイツ軍がフランスからぶんどったエンジン無しの機体を航空機不足のフィンランドに売りつけたんだよ。その機体に自国のエンジンを取り付けて誕生したのが、このメルケモラーヌって和氣さ。

 フィンランドは自国生産が間に合わなかったので、ソ連との戦争初期は英国からハリケーン、グラディエーター、バッファロー、P-40やオランダからフォッカ-D-21を輸入。イタリアからはG.50。相手国のソ連からは鹵穫したI-16、SB-2。途中から形式的にバックアップしたドイツからはBf-109Gやフランスから鹵穫した米国製のP-36等を購入したのよ。にゃので、状況によってはフィンランド空軍の軍用機の原産国が連合国、枢軸国のミックスドアップコンフュージョンでメチャ面白いのよね。

 ほんで、フィンランド空軍の国籍マークはナチスのスワスチカに似ているけど、まったくの別物で、こりはフィンランド空軍創設に肩入れしてくれたスウェーデンの貴族の紋章なのよね。にゃので、ハカリスティって言うのよ。

 何はともあれフィンランド空軍は数奇な運命に翻弄さりたけど、人民と兵士達はは自国の独立を守るために劣勢にもかかわらず勇敢に立ち向かっていったのよ。

 因みに、このメルケモラーヌのプラモデルは昨日のBf-109Dと同様に90年代末にオイラがモデリングした1/48キットだよ。塗装も機体も渋くてイカすよね!、、、(^o^)/