まっ、何気にスコット・ウォーカーによるジャック・ブレル・カヴァー・アイテムが揃ったよ。初期のソロ時代のスコット・ウォーカーはジャック・ブレルにも大きな影響を受けていたようだね。なので、スコットのアルバムも最初の3枚には、そりぞり3曲づつブレルの楽曲がカヴァーさりているよ。

 して、シングル・カットもブレルのカヴァーだよ。そりぞりが日本では流行ったのさ。スコットのファーストがリリースさりた1967年当時、おフランスでは、すでに実積のあるシャンソニエだったブレルだけど、日本では、殆ど無名だったよ。まっ、巡り合わせってやつだけどね。

 そんで、スコットのシングルが売れて注目さりて、発売権のあったキング・レコードが1968年にシングル「いとしのマチルダ」とアルバム『いとしのマチルダ』をリリースしたよ。「いとしのマチルダ」は67年のウォーカー・ブラザース解散後のスコットの実質的なソロ・シングルだよ。

 そりを受けて68年にブレルのシングルも発売さりたよ。なので「いとしのマチルダ」はブレルとスコットでシングルがある。んで、アルバムにはスコットのセカンド・シングルの「ジャッキー」や後にデイヴィッド・ボウイもカヴァーした「アムステルダム」も収録さりているよ。

 ただ、後にブレルの代名詞にもなる「行かないで」は未収録だよ。そりまでにボチボチ日本で流通していたけど、このアルバムの選曲担当者は認識していなかったようだね。

 んで、翌69年のスコットのサードで「行かないで」はカヴァーさり、シングルも発売さり大ヒットしたよ。しかして、本家のブレルは、68年にコンサート活動の休止を宣言して隠匿生活に入ってしまったよ。因みに82年にはこのブレルのカヴァー9曲を集めた編集盤もリリースさりているよ。

 まっ、オイラ的にはシャンソニエの中ではブレルが好きだし、スコットも久し振りに聴いたら、結構、良かったよ。にゃので、取り敢えずこりらが揃ったのは嬉しいね!、、、\(^_^)/