♪…お前は俺を家に招き入れた。パパさんは外でお仕事。ママさんはお買い物で外出中だそうな。して、お前の部屋に連れ込んで、お前のナニを晒してくれたな。何がお望みなんだい…

 ドアーズは、ゼムの「グロリア」をカヴァーしている。ただ歌詞は、ジム・モリスンが、かなり追加して書いている。

 冒頭は、その追加した歌詞の一部だよ。かなりキワドイよね。原詞は、こんな感じね。

♪…You took me home,yeah,to your house
Your father's at work
Your mama's out shopping around
Took me into your room
Showed me your thing
Why d'you do it,babe

 う~ん、まさにいやぁ~ん、バッカァ~ン!だな。

 して、このカヴァーは幾つかの音源があるのだけど、イチバンは1969年7月22日にアクエリアス・シアターで録音さりた音源だね。

 実は、前日に、このホールでライヴ・アルバム用の録音が行われていたのだけど、その補充用の録音をこの日にしたのさ。

 なので、観客はいなくて、ステージで彼等が思いつくままに演奏したんだ。んで、その中の1曲が、この曲だったのさ。

 観客無しのライヴ録音なんだけど、モリスンは、そんなのは関係無い。自分の高揚感だけだよ。

 して、その仕上がりはグゥ~であった。醒めた炎って仕上がりで、なかなかの迫力なんだよ。

 だば、結果的に音源も、色々と派生して、そりがまた音源マニアには面白いよ。

 現在では、同じ録音なんだけど、4ヴァージョン存在するんだよ。

 初出は83年にElektraよりリリースさりた未発表ライヴ音源アルバム『Alive She Cried/アライヴ・シー・クライド』に収録さりていた(1)6分14秒ヴァージョンね。

 お次は、そのアルバムからシングル・カットされ短く編集さりた(2)3分13秒ヴァージョン。

 3種目は97年にリリースさりたCDボックスの『Live In New York/ライヴ・イン・ニュー・ヨーク』に収められた(3)6分48秒ヴァージョン。

 して、02年にリリースさりたBright Midnightより『Back Stage And Dangerous』に収められた(4)8分43秒ヴァージョンの4種ね。

 まっ、いちばん長い02年の『Back Stage …』が本チャンのヴァージョンのようだ。して、この全長版が登場した事により、既発ヴァージョンの実情が解明さりたよ。

 そりのイントロや各部分を割愛編集して、他のヴァージョンが生まれたようだね。

 して、目立つのは、ヤハシ、モリスンが書き下ろした下記の歌詞ね。

♪…Wrap your lips around my cock
Wrap your legs around my neck
Wrap your arms around my feet
Wrap your hair around my skin…


 初出の『Alive She Clied』版はイントロや前半のリフ等がカットさりている。しかして、注目は前述のパートの1行目の"オイラの蛇口をお前の唇で包んでおくれ"がカットさりていたんだよ。

 まっ、キワド過ぎる表現だから83年の時点では自主規制したんだろうね。

 同時期にリリースさりたシングルは前半とエンディングを繋いだ短縮編集版ね。

 ボックス版は、例の一節がちゃんと収録さりている。

 んで、02年のBright Midnightで、その全貌(多分)が明らかになったのだろう。

 手縄毛で、ドアーズのアクエリアス・シアターの「グロリア」は、マニア&コレクターにとっては、嬉しくなっちゃう音源なのであったとさ、めでたし、めでたし…(^・^)Chu♪