りやりや、手縄毛で、ストーンズのブート『Dartford Renegades』『Mad Shadows』の2種ね。いずれも1980年代にリリースされたブートCDだよ。
オイラが買い戻した理由はイカした未発表スタジオ録音曲が多く収録されている事だな。
まずは『Dartford Renegades』では66年録音のリアル・ステレオ・ミックス音源が収録されているトコだね。
なんつっても「19th Nervous Breakdown/19回目の神経衰弱」のリアル・ステレオ・ミックスを聴けるのが嬉しいよね。66年春にリリースされたシングル曲だ。
シングル曲なのでモノラル・ミックスしか公式音源は存在していないのだよ。しかして、こりではリアル・ステレオ・ミックスを聴く事が出来る。
振り分けは、センターは唄、ドラム、ベース。右Ch.はリチャーズのギターで左Ch.はジョーンズのギターだよ。
その上、2ヴァージョン入っていて両音源とも公式版とは別テイクなのが涙物だね。
この時期まではシングル曲の公式発表音源のリアル・ステレオ・ミックスがとてもすくないから感動的でとても貴重だよ。
しかして、何時、ミックスされたのだろう。同年のベスト盤『Big Hits/ビッグ・ヒッツ』用だろうか。ただ、公式盤は疑似ステレオなので採用はされなかったんだよね。
そこにどんな理由が存在したか知る由はないけどさ。
して66年秋のシングル「Have You Seen Your Mother,Baby,Standing In The Shadow?/マザー・イン・ザ・シャドウ」もリアル・ステレオ・ミックスが収録されている。こりまた公式版とは別テイクでイカしている。
んで『Mad Shadows』では近年になりベスト盤のボーナスCDで公式に陽の目をみた64年チェス・スタジオ録音7曲が収録されている。
んで、このブートCDのイチバンの聴き所は「Street Fighting Man/街闘男」の初期ヴァージョンが収録さりているコトだ。
ご存知の様に、この曲はシングルと『ベガバン』のテイクは別物ね。こりは最初に登場したシングル版のオケで歌詞がまったく異なるのさ。
タイトルも「Did Everybody Pays Their Dues?/奴らはツケを払ったのか?」となっている。
どうやらアセテート盤起こしの様で音質がイマイチなので歌詞は、ちゃんと聴きとれないけど、政治家や金持ちを批判した内容のようだ。
まっ、歌詞が当初とは大きく変更されたり、別物になるのはよくある話だけど、何故、歌詞を変えたのかジャガー公爵にお訊ねしたいね。
して、このブートには「マザー・イン・ザ・シャドウ」のスタジオ録音別テイクも収録されていて、前述の『Dartford Renegades』とは、異なる音源でアレンジもジャガーのアカペラのイントロとかリチャーズのギターもかなりワイルドでイカす。
まっ、そんな次第で、この2種のブートは、音源マニアならマストなアイテムなのよ、ルン!…(^・^)Chu♪