まいどっ。

 ちゃみでっす。

 このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。

 テーマは[暇つぶしのお供]。

 お気軽にお付き合いくださいまし。

 

 こっちの日付だと、明日の夜明け前くらいですか?

 いよいよ、パリ・オリンピックが開幕するようでございます。

 あれなのね、オリンピックのある年って、アメリカの大統領選挙がある年でもあるのね。

 なわけで、なんとなく国際的な人間になったような気がする、そんな今年の夏ですが、ニッポンは暑い。

 その上、今年、雨、多いっすよね。

 ついこないだ、蒼辰ちのほうでも、もんのすごい雷と雨がありました。

 その雷雨が、ちょっと北の埼玉では被害を出してたみたいで、これ、東京でも油断大敵のようでございます。

 でもって、東北ではけっこ大きな雨の被害も出ているようです。

 被害に遭われた方にお見舞い申し上げるとともに、他人事じゃございません、みなさまも用心してくださいましね。

 油断は大敵でございます。

 と、そんなこんなの中、食い倒れソウルの最終回でございます。

 なんかさ、今回のとっしょり蒼辰&マダム、けっこディープなことやってきたと言ってます。

 てなわけで、先ずは、これっ。

 って、屋台じゃん。

 いわゆる路上屋台で一杯ひっかけたんだ。

 い~な~。

 そういうの、やってみたいけど、けっこハードル高いしなぁ。

 でもって、食べたのが、

 なに? あ、ねぎチヂミか。

 お味は?

 ふつうにおいしかった。

 そうですか。そうでしょうとも。

 おいしいんだ、こういうとこで飲んで食うの。

 ぼられなかった?

 あ、明朗会見だったんだ。

 じゃ、安心だね。

 けど、これ覚えるとやばいな。

 蒼辰、まいんち、ここで飲んだくれてんじゃないの。

 え? やれるもんならやってみたいけど、一人じゃちょっと、って?

 いいよ、いいですよ、ちゃみが付き合いましょ。

 連れてってくれるなら、いくらでも付き合いますよ。

 ったく、もう。

 そして、食い倒れソウル、最後にご紹介するのは、ここっ。

 よく見てね。扉の中、待ってるヒトが見えるかな?

 そう。行列のできる人気店なのでございます。

 氷って、漢字がめえてるよね。

 氷のお店?

 あ、そうなんだ。

 ただいま評判の行列のできるピンス屋さんだそうでございます。

 で、食べたのが?

 え? なにこれ。

 見ただけじゃわかんない。

 左の黄色いのが、コーンのピンス。右が、ほうじ茶のピンス、なんですか。

 へ~え。ニッポンじゃ先ず聞かないよね、そんなかき氷。

 で、どんなお味なんですか?

 夏季限定のコーン、口入れると、コーンの香りと、あの特有の甘さがいっぱいに広がってくるんだ。

 え、え、え、え?

 蒼辰も、食べてて、これどうやって思いついたんだろうと不思議になったと言ってます。

 けど、確実にやみつきになる。

 あ、そうですか。

 一度、試してみたいものだと思いますです。

 夏季限定。

 あ、そうっすか。

 そいで、ほうじ茶のほうは?

 これ、今風の氷に味がついてるやつなんだ。

 甘くないし、ほうじ茶の香りもそんなに強くないのに、なぜかぱくぱくいけちゃうんだと?

 で?

 氷の下には、小豆の煮たの、すなわち荒いあんこが敷き詰めてあって、やがて絶妙のハーモニーを醸し出す。

 そうかい。

 い~な~。食べてみたいなぁ。

 ちゃみに食べさせてくれりゃ、もっと上手に食レポやってみせんのに。

 てなわけで、いかがでしたでしょうか?

 食い倒れソウル。

 い~よね~。い~に決まってるさ。

 近い。けど違う。

 そこ、ソウルの、韓国の、魅力であることは間違いありません。

 今時、韓国料理なら大久保あたりでなんでも食べられるじゃない、という声、耳にします。

 けど、違うんですよ、やっぱり。

 ソウルの空気の中で、地元の食材を使って、でもって、オモニがあれこれ世話焼いてくれる料理、やっぱ本場だなぁ、と感じ入ってしまうのです。

 それ、ちゃみもソウルは行ったことあるからわかります。

 でも、それだけではない、とも、とっしょり蒼辰は言ってます。

 って、なによ。

 都会らしい活気と猥雑さが、ソウルには今もあるって、そういうんですか。

 まぁね、東京って、近ごろ特に、きれいにきれいに整頓されちゃって、猥雑な部分って、どんどこ消しゴムかけられてますよね。

 新しい超高層ビルが建つたんびに、どこかで猥雑な活気がかき消されてく。

 そんな感じ?

 でもって人間も、それに合わせて、なんか妙に、こざっぱり感が出てきちゃうんですよね。

 今回、とっしょり蒼辰、景福宮の無料日本語ガイドツアーに参加したんですって。

 参加者、蒼辰夫妻入れて7人くらいだったそうですが、その間、参加者間で、会話がひとつもなかったんだそうです。

 あは~ん。

 それ、今時のニホンジンあるあるかもしれないですね。

 なんかよそよそしいんだよね。

 だって、外国の観光地で、同じ国からの観光客同士、「きれいなとこですねぇ」「ほんと、来てよかった」くらいの会話、あったっていいのにね。

 てなわけで、今時のニッポン、てか、東京。

 こ綺麗で、こざっぱりして、整然としてて、どこもきれいで、どこかよそよそしくて、そして人間までもが、どこかよそよそしくなってるんじゃないかと、そんなことを蒼辰、感じたと言ってます。

 そういえば、前に蒼辰、言ってたよね。

 マダムがドラッグストアで買い物するの、外で待ってた時の話。

 アメリカ輸出用のカップヌードルが店先に並んでたんですって。

 そしたら、まったく知らない通りがかりのおじさんが、急に話しかけてきて、「それやめた方がいいよ。あっちの人向けの味になってるから」って。

 いたんだ、そういうおじさんが。s

 なんか、下町っぽいよね。

 そういう下町的な人間との距離感、確かに東京からは失われつつあります。

 けど、下町的な距離感こそ、都会の活力の源なのかもよ、ととっしょり蒼辰は言ってます。

 そういえば、個人経営の飲食店とか、商店とか、小さな会社とか、どんどん消えてってるけど、そういうことも、都会の活力とか、下町的な人情のある距離感とかが失われてってることと関係ありなのかもですよね。

 なんか、わかりにくい言い方になってしまいましたが、ま、早い話、東京から失われた都会の活気や、下町的なおせっかいを味わいに、わざわざソウルまでゆくのかもですね。

 そしてできることなら、いいとこは見習おうじゃないかと、とっしょり蒼辰が言ってます。

 なかなか難しいとこがあるのは承知してるけど、でも、下町的な人情のある人と人との距離感。

 それこそが都会、って考えは、ちょとわかる気もしております。

 そんな東京が、帰ってくること、あるかな?

 あるといいけどね。

 はいっ。てなわけで、本日はここまでです。

 明日からは、まいんちオリンピックだよ。

[読むラヂオ]では、あんま扱わない気がするけどね。

 ほいでわまたっ。

 ちゃみでしたっ。