🎶これっくらいの おべんとばこに おにぎりおにぎり ちょといれて🎶

 美声とともにはじまりました。

 とっしょり蒼辰の構成・台本と、キュートで美声のちゃみによる軽快なトークでお送りする[読むラヂオ]、はじまりはじまり~でございます。

 十月ですね。

 きのっから十月となりまして、ここ数年の中では、いっちゃん秋っぽい十月スタートかもしれません。

 雨、多いっすけどね。

 さてそんな中、2ヶ月、いやもっと続けられると豪語していた三大なんちゃらなんですが、とっしょり蒼辰、たったのひと月で飽きちゃいました。

 しょうもないったらありゃしない。

 そんなわけで、今月はテーマが変わります。

 これまた、一度は蕎麦がテーマとか予告しといて、直前になって変更になりました。

 というわけで、今月のテーマ、[はじめて物語]なんだそうです。

 昔、[まんがはじめて物語]ってアニメがありましたけど、それとの関係は・・ない。そらそうですよね。で、どんなはじめて物語なんっすか?

 え?

 タコさんウィンナ。

 あの、あれっすか。幼稚園のおべんととかに入ってて、器用なママだと、ノリではちまきしたり、目や口をくっつけたりして、きゃっ、かわゆいっ、食べちゃいたいって、パクりと食べる、あれですか?

 あれの、はじめて物語?

 だって、う~んと昔っからあるよ、あんなもん。

 え? でも、ウィンナソーセージがふつうの食べ物になってからだろ、って?

 そらそうだけど、いつ頃のことなんっすか。

 昭和30年代くらいから、ようやく誰もが口にできる食品になった。

 ふ~ん、それだってだいぶ昔じゃない。

 まぁ、あれか、昭和30年代っつうと、今の日本の基礎が作られた時代ってことか。

 それで?

 タコさんウィンナの考案者の人、名前もわかっている・・・。

 えっ、あんなもんに考案者がちゃんといるんですかっ。

 マジで?

 その名も、尚(しょう)道子さんという方なんですか。

 ひょっえ~~~っ。

 ちゃんと誰だかわかってるって、すごくないっすか?

 この尚さんという方、料理研究家で、NHK「きょうの料理」の講師を、長く勤めていた方なんだそうです。

 あ、じゃ、きょうの料理で紹介したんだ、タコさんウィンナ。

 そこのところのちゃんとした記録は残ってないけど、多分そうなんでしょうと。

 けど、考案したきっかけはわかっている。

 ほうほう。

 ご主人のお弁当を作る中で、ご主人を励まそうと、考案されたのだとか。

 尚さん、1920年 大正9年のお生まれだそうですから、新婚時代なら昭和20年代後半くらいのことでしょうか。

 なんかかわゆいっすね。

 ちなみに、そもそも、ウィンナに切れこみを入れて食べやすくしたのも、尚さんの考案なんですって。

 ウィンナ炒めるときに、つっつっつっと切れこみを入れるのは、今やニッポンのジョーシキです。

 その考案者なのか。

 なんかすごいわ。

 こうして、家庭料理の歴史に名を残した尚さんですが、残念なことに、2002年 平成14年にお亡くなりになりました。

 しっかし、奇しくもその翌年に、後継者が現れるのです。

 ちょと待って。

 タコさんウィンナ考案者の後継者ってなによ。

 どゆこと?

 まぁまぁ話を聞いてみろと。

 へいへい、わきゃりやしたよ。

 奇しくも、尚さんが亡くなられた翌年、2003年 平成15年に、宮澤真里さんという方が、その名も[お弁当つくっちゃいました]というウェッブサイトを立ち上げました。

 このサイトがたちまち評判になり、今では[キャラ弁]の第一人者と言われているのだそうです。

 いよっ、カリスマっ。

 そっか、キャラ弁、21世紀とともにその歴史を歩み始めるわけね。

 あり?

 けど、タコさんウィンナ、どこいった?

 宮澤さんが考案したのは、ウィンナを斜めにカットしてから、足の部分に切れこみを入れる方法。

 こうすると、一個のウィンナから二個のタコさんができて、小さいお子さんにも食べやすい大きさになり、さらに、お弁当箱の中で安定するのであります。

 いっせきさんちょ。

 今では、この作り方が、タコさんウィンナの主流になっているのだとか。

 ネット時代の、現役幼稚園弁当ママの、情報収集能力には、オドロイテしまいますデス。

 こうなると、たかがタコさんウィンナ、されどタコさんウィンナですよね。

 これから、タコさんウィンナを食べるときには、二人の先駆者に思いを馳せたいと思います。

 それにしても、なんですけど。

 そもそもウィンナをタコさんに見立てるってアイディア、かの赤ウィンナの時代だからこそって気がしません?

 あの、まぁ~るくって、あか~い先っちょを眺めながら、かの日の尚さん、「あ、たこ・・・」って思っちゃったのかもしれませんね。

 なんか、うふふ、な感じだよね。

 タコさんウィンナ、やっぱかわゆいわ。

 けど、往年の赤ウィンナも、今はもう作ってないんだそうです。

 あれって、そもそも、良い肉が使えなかった時代に、色の悪さを隠すために、着色料で赤くしていたんですって。

 プレスハムもいっしょなんだ。

 そういえば、プレスハムも見なくなりましたよね。

 そのかわり今は、高加工品ってゆうんですか?

 添加物たくさん、発がん性物質ありありで、要注意食品のひとつにあげられるようになってしまいました。

 わかってるんだけどさ。

 わかってるんだけど。

 でも、ニッポンのウィンナソーセージ、おいしいよね~~。

 そういえば、[深夜食堂]の連載第1回のモティーフも、タコさんウィンナでしたっけ。

 赤いタコさんウィンナ。

 どうやら昭和世代にとっては、郷愁に誘われる食べ物なのかもしれませんね。

 そしてそれに、考案者として名を残した人物がいる。

 いよいよもって、軽んじてはいけない食べ物のような気がいたしてまいりました。

 大切に食したいと思います。

 おっとその前に・・だれか作って~っ。

 というわけで、本日はここまででっす。

 来週は、ポテチ、のはじまり物語らしいよ。

 ふ~~ん。

 そして、今月は火曜日も、なるたけはじめて物語にするんだとか。

 と言いつつ、まんだなんにも決まってないようでございます。

 ま、いつものことだから。

 期待しないで待ってね。

 ほいでわまたっ。

 ちゃみでしたっ。