まいどっ。

 ちゃみでっす。

 このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。

 テーマは[暇つぶしのお供]。

 お気軽にお付き合いくださいまし。

 

 さて、ちゃみの上海報告、その2でございます。

 近頃、海外旅行好き女子の間では、上海、人気急上昇でございます。

 その理由のひとつは、言わずもがな、上海ディズニーランドでございますですね。

 なんでも、香港のよかいいっ、浦安よか空いてるっ、ってなわけでの人気急上昇でございます。

 ちゃみも行きたかったんですけどねぇ、なんせ今回はジジイとババア・・あ、失礼いたしました、ムッシュ蒼辰とマダムと一緒の旅でございます。

 ディズニーランドは、当然のようにパス、でございます。

 で、上海、近頃女子を惹きつけているもうひとつの理由が、おっしゃれ~なとこにあるのですが、そこもちょと後回しにして、まずは基本から。

 お上りさんになって、三大観光名所をめぐろうではありませぬか。

 というわけで、まずはこれ。

 もう今や、上海を代表する風景になってしまいましたですね。

 浦東地区の超高層ビル群でございます。

 見えてる中で一番高いビルが、その名も上海タワー。中国一高いビルでございます。その高さ、632メートル。127階建ですって。

 すんごいですね。

 目が眩みますよ。

 左に見えてるのが、東方明珠塔というテレビ塔。

 テレビ塔よか上海タワーのが高い。

 展望台に登ると、周りに見えてる超高層ビルが全て見下ろせるんだそうです。

 くらくらっ。

 そんな高いところ、今回の参加メンバー全員苦手なので、パスでございます。

 川のこっちゃから見ておしまい。

 で、川のこっちゃには、

 こんな感じで、1920年代ごろ、租界地だった時代に建てられた洋風建築が並んでおります。

 外灘、バンドと呼ばれているエリアです。

 今から100年くらいの昔、上海は、中国最大の都市にして、金融の中心地。それはそれは栄えておりまして、魔都とか呼ばれてたんだそうです。

 その頃を偲ばせる歴史的な建物がずらっと並んでおります。

 まるでヨーロッパのどこかみたい。

 壮観です。

 対岸の近未来的な超高層ビル群との対比もまた見事です。

 意図したわけじゃないんでしょうけど、川を挟んで近代の歴史的建築群と、近未来的な超高層ビル群が向き合っているんです。

 こりゃ絶好の観光資源。

 しかも、もいっこ演出がありました。

 上海のど真ん中と言ってもいい地下鉄人民広場駅を出ると、そこから広いひろい歩行街ってゆうホコ天になってるんですね。

 当然、両サイドには、デパートやらブランドショップやら、お土産屋さんやら屋台もどきのフードコートやら、観光客向けのお店がずらっと並んでおります。

 ここをぶらぶら20分ばかり歩いたどんつきが、まさに外灘のど真ん中で、目の前が浦東のビル群です。

 夜になると、こんな感じ。

 あっちもこっちもライトアップ。

 しかも対岸の夜景、たかが夜景と侮ることなかれ。

 誰もがほっと笑顔になっちゃうだけの迫力がございます。

 いや、マジで。

 こんなにスケールが大きくて、魅力的な観光スポット、世界中見渡したってそうあるもんじゃございません。

 というわけで、こうなります。

 平日でこれ。

 土日ともなると、もう押し合いへし合い状態だとか。

 しかも、中国人の観光客の方が大半なんです。

 それだけ、中国国内でも上海って特別な魅力を持つ都市なんだということが実感できちゃいます。

 まぁさ、観光地観光地しちゃってるから、そういうとこ嫌う人もいるだろうけど、でもやっぱ、上海来たからにゃ一度はゆかなきゃ、のスポットでございます。

 損はしないと思うよ。

 浦東・外灘エリア。

 あっちとこっちで、二大エリアなんだよね。

 そして、三大観光スポットの三つ目が、豫園でございます。

 こちら、明町時代に作られたという中国庭園が目玉でございます。

 けど、ポイントは、その庭園の、いわば門前町にあたるエリアに築かれた、豫園商城という施設でございます。

 そう、ここここ。

 エリア全体が、こんな感じの明朝風の建物になっておりまして、通路はそんなに広くなく、やや迷路感がある。

 そこに、お土産屋さんやら食べもの屋さんやらがびっしりと立ち並んでいるのであります。

 要するに、テーマパーク。

 でもって夜になると、これまた華麗にライトアップされるの。

 豫園は夜の方がいい、という声も多数上がっております。

 肝心の庭園はもう閉まってるのにね。

 けどこれがまた、観光地としては大成功しちゃったようであります。

 行ってみると、ここは西洋人の観光客が多いんだけど、とにかく、どこへ行っても人また人。

 ここね、左奥に庭園のチケット売り場があって、その手前が九曲橋ってゆう橋で、その途中、左手に見えてるのが茶館なんだ。

 そこに、この人でございます。

 庭園の中に入場しても、これまた人人人。

 こんな具合。

 中国庭園の鑑賞をそれなり楽しみにしていた蒼辰も、もはやお手上げでございました。

 庭園がいくつかの建物で区切られていて、その建物の通路を抜けると、こっちとは全く趣の違う庭園があらわれ・・・みたいな趣向なんだと思うけど、そんな庭園の素晴らしさ、味わうどこじゃございませんでした。はい。

 近頃、我が国でもオーバーツーリズム、問題になってるけどね。

 考えてみると、観光ってなんだろうって、改めて考えちゃうよね。

 思えば京都の金閣寺だって、ぞろぞろ人の流れにくっついて歩いただけだし、こないだの伊勢神宮も、空いてはいたけど、事情は似たようなもんだし。

 こんなもんなんっすかね。

 ローマのコロッセオもバチカンも、パリの凱旋門もエッフェル塔も、ロンドンの時計塔も、ニューヨークの自由の女神も。

 いわゆる名所旧跡を見にゆくだけじゃ、結局なんもわかんないよね。

 ましてやそこがオーバーツーリズムで、人人人であふれてたりしたら。

 いやはや。

 観光ってなんだろうと、改めて考えさせられる、そんな上海三大観光スポットではございました。

 さて、では、わたしだけの上海を求めて、もっともっと街へ繰り出しましょうか。

 え? その前に?

 名所巡りと並ぶ観光の醍醐味、ご当所の食い物であります。

 そらそうだ。

 なんせ、計9食くってるかんね。

 てなわけで、次回は、食い物編の1回目でございます。

 期待しないで待っててね。

 ほいでわまたっ。

 ちゃみでしたっ。