まいどっ。

 ちゃみでっす。

 このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。

 テーマは[暇つぶしのお供]。

 お気軽にお付き合いくださいまし。

 

 さて、今月の火曜雑学、3回目の本日は、お茶のあれこれでございます。

 なんか、とりとめなく終わりそうな予感がのっけから漂っておりますが、ほんじゃちゃちゃっとまいりやしょうか。

 おちゃだけにね。

 まずは、烏龍茶のお話からでございます。

 烏龍茶、日本でまだ中国茶があんまり紹介されてなかったころ、いきなり、ペットボトル入りで登場いたしました。

 いきなりペットボトルはウソかもしんない。

 最初は瓶とか缶だよ、きっと。

 ともかく、あっという間に流行っちゃったんだよね。

 そのせいか、中国茶の代表のように思われております。

 ってゆうか、わが国におけるウーロン茶の普及ぶりってすごいよね。

 ほぼ全ての自動販売機に、水、スポドリ、お茶、麦茶などとともに、当たり前のように並んでおります。

 居酒屋で飲めない人が注文するのも、ほぼウーロン茶です。

 あれ、以前はジンジャーエールだったんですけどね。どっちもウィスキーの水割りに色が似てるからなんでしょうか。

 どうせお酒飲めないんなら、ソフトドリンクなんでもOKなはずなのにね。

 定番品があるの、なんか不思議です。

 それはともかく。

 そんな烏龍茶、中華料理屋さんで出てくるジャスミン茶とともに、中国茶の代表となったのであります。

 でもさ、中国行ったことのある人、みんな知ってるよね。

 烏龍茶、全然主流じゃないから。

 ついでに言うと、ジャスミン茶もね。

 ほんじゃ、烏龍茶とはなんぞやのお話から。

 烏龍茶は、前回お話しした茶葉の作り方の違いで言うと、青茶、生茶葉をある程度酸化発酵させてから、火入れして発酵を止めたお茶でございます。

 なので、緑茶と比べると、ややコクがあります。

 んじゃ、どこが他の青茶と違うかというと、揉捻(じゅうねん)という作業を加えて、茶葉を作るところなのであります。

 揉捻って、要するに丸めちゃうことです。

 そして出来上がるのが、ころころとした球状の茶葉でございます。

 このころころを、さらに焙煎します。ほうじ茶と同じように、焙じるんですね。

 すると、色が真っ黒けに近い茶葉が完成します。

 その色が、烏龍茶の烏です。

 烏のように、黒い。

 実際は、そんなに黒くないですけどね。

 あと、焙じない作り方もあるんだけど・・・。

 ま、いっか。

 でもって、これを茶壺、日本でいう急須で淹れるわけですが、2煎、3煎と何度も淹れているうちに、茶葉がほどけてくるんです。

 その様子が龍みたいなので、烏龍の龍です。

 ほどけた茶葉、最後は丸ごと一枚の葉っぱにまで戻ります。

 他のお茶が、ほぼどれも刻んである中で、ここが烏龍茶の最大の特徴でございます。

 これ、写真があれば一目瞭然なのに、とっしょり蒼辰、サボったんですよ。

 ったく、しょうがないったらありゃしない。

 なので、言葉だけによる分かりにくい説明をしております。

 気になった方は、ぜひ中国茶の専門店で、ホンモノの烏龍茶の茶葉をご購入の上、上記の説明、お試しくださいまし。

 って、ったく無責任なblogだったらありゃしないわ。

 ちなみに、烏龍茶の産地、元々は福建省あたりですが、現在はなんたって台湾産が有名ですよね。

 日本人的に手に入りやすいですしね。

 これについても、いろいろ面白い話あるんですが、今回はここまででっす。

 そのうち、中国茶だけの特集やろうかな、とか言ってます。

 ひところ、バカに凝ってましたからね、とっしょり蒼辰、中国茶に。

 このとこ熱が冷めっぱなしだけど。

 ま、いいや。

 そのうちやろ、写真付きで。

 てなわけで、今回はもういっこ、信じる信じないは、あなた次第なお話しでございます。

 紅茶といえば、イギリスですよね。

 お茶文化と言えるのを持ってるのは、ルーツ中国と、茶道作っちゃった日本、そして、ヨーロッパお茶文化の中心地となったイギリスでございます。

 けどさ、イギリス、なんで紅茶ばっかなのか、ちょと不思議ではありますよね。

 あ、待って、その言い方、違うかもだな。

 イギリスといえば紅茶だものね。

 誰も疑ってない。

 けど、イギリス人も、お茶は中国で覚えました。

 かの大航海時代、15世紀ごろ、アジアにやってきたイギリス人は、中国でお茶と出会い、母国に持ち帰ります。

 こりゃいいと気に入ったイギリス人は、その後、セイロン、今のスリランカや、インドで、天然の茶の木を発見、栽培をはじめます。

 かくして、イギリスは紅茶の国になってゆくのですが、じゃ、なぜ紅茶なのか。

 そこには、こんなお話がございました。

 アジアは、ヨーロッパから見れば遠いです。

 大航海時代なんて、スエズ運河もないわけですから、アフリカまわり、希望峰経由で、何ヶ月もかけて帰らなくちゃいけない。

 船には、アジアで採れたお茶の葉が積んであります。

 たいてい船底です。

 船底、蒸れます。

 何ヶ月もの航海の間、蒸れに蒸れた生茶葉、見事に発酵し、紅茶となっていたってゆうんです。

 マジかよ。

 この話すると、生粋英国紅茶派に反論されます。

 なわけないやろ、ってね。

 イギリスの紅茶は、大航海時代、中国でお茶に出会ったイギリス人が、中国人から製法を教わり、さまざまな工夫を加えて、イギリスの紅茶にしたものだ。

 その証拠に、初めは緑茶を飲んでいたのに、やがて紅茶となったのは、工夫を加えてイギリス人の味になった紅茶が普及したからだ、ってね。

 けど、こっちもそれに反論しましょ。

 最初、緑茶を飲んでいたのは、中国で、完成品の茶葉を買ってきてたからじゃないの?

 その後、紅茶になったのは、インドやスリランカで生産した茶葉を、生茶葉のまま運ぼうとしたから、蒸れて、発酵しちゃったんじゃないの? ってね。

 だってさ、まさかとは思うよ、まさかとは思うけど、長い航海で、船底で蒸れたなんて、面白いじゃない。

 そこもっともらしく屁理屈こくのも、イギリス人らしいユーモアだって考えたほうが、なんとなく面白いもん。

 どこかとぼけてて、洒落のめすのが好きな英国紳士らしいと感じてしまうのって、とっしょり蒼辰だけ?

 うん、だけかもしれない。

 てなわけで、信じる信じないはあなた次第の、あてにならない英国紅茶についての雑学でございました。

 いきなりですが、今回はここまででっす。

 来週は、本格的なお茶の話ばかりだと、とっしょり蒼辰、深掘りしすぎる傾向があるので、お茶の葉を使わないお茶の話にします。

 お茶の葉使わないお茶?

 どんなの?

 たとえば、麦茶。

 あ、なるほど。

 あと今回は、[コーヒー紅茶]といつもセットになってるコーヒーも仲間に入れちゃうんだって。

 毎度言うけどさ、面白いといいな。

 頼むぜ、とっしょり蒼辰。

 金曜日のテーマも決まってないっつうのに。

 ほいでわまたっ。

 ちゃみでしたっ。