まいどっ。

 ちゃみでっす。

 このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。

 テーマは[暇つぶしのお供]。

 お気軽にお付き合いくださいまし。

 

 予告通り、とっしょり蒼辰が昨日うじゃじゃけてたせいで、1日遅れのupとなり申しました。

 なんかね、手術後の体調、思ってたより復活してないようでございます。

 ま、理由が理由なんで、ご容赦くださいまし。

 てなわけで本日は、年の初めに、当blogの話題のひとつと言っておきながら、ここまでほとんど触ってこなかったF1グランプリのお話でございます。

 え? F1グランプリって表記は、おかしいんじゃないか、って?

 はいはい。F1レース全体をF1と呼び、各レースにグランプリの名が冠せられるのじゃないか、と。

 その疑問、ごもっとも。

 それに答えるには・・そうだな、そのうちF1グランプリの歴史を紐解く、とかを、火曜雑学でやろうか、とか言ってます。

 うざってぇよ、そういうこと語らせると、とっしょり蒼辰、マニアだから。

 どっちみちさ、そういうのって、シーズン中じゃないよね。

 シーズン始まる前くらいが、ちょうどい~んじゃないのぉ~・・・。

 それもそうだ、と蒼辰頷いてます。

 ほっ。

 それはともかく、今年のF1、もう第4戦まで終わっちゃいました。

 この週末はもう第5戦、サウジアラビアGPですよ。

 早くも、FP2で角田選手、6番手タイムを出した直後に、不用意なクラッシュを喫したというニュースが飛びこんでまいりました。

 右前のサス、完全に吹き飛んでたね。

 果たして今日土曜日、プラクティスに車は間に合うんでしょうか。

 と、そういう即時性のある話はさ、正直、当blogには向きません。

 だって、なんだかんだもう一ヶ月も触れられなかったりもしてるわけだし。

 というわけで、今年は、っつうか、今年も、っつうか、ともかく、適宜、話題がある、あるいは言いたいことがある金曜日に、F1コラム的にお送りできたらなと思っております。

 興味のある方はぜひお付き合いを。

 そうじゃない方は、どうぞすっ飛ばしてくださいまし。

 って、まぁ、例によって前置きが長いこと、長いこと。

 で、本題は、もう先々週の話になっちゃった地元日本GPの話題から。

 とはいうものの、以前のように秋だとチャンプの行方が絡んでたり、盛り上がり要素の多い日本GPも、春先の第3戦。しかも前後毎週スケジュールびっしりと、盛り上がりイマイチ感は否めない日本GPではございます。

 そいでも、盛り上がりました。

 レースは。

 ってゆうか、マニアにとっては。

 だって、結局、最大の見どころは、Q3のマックスのアタックだったんですから。

 ありゃすごかったですね。

 劣勢を伝えられるマシンでのポール奪取。

 しかも、2位ノリスとの差がわずか100分の12秒。

 そしてコースレコード。

 もう、あれっすよね、スズカにおけるドラマティック・ラップとして歴史に刻まれるアタックになったことは間違いありゃあせん。

 すごかった。

 そしてレースは・・・?

 とあるメルマガのレースリポートが、「いや~、素晴らしかったです」とか言ってましたが、ほんまか?

 初めてF1見る彼女連れてったら、確実に飽きられてたよ。

 来年も行く?

 ううん、いい。

 みたいな。

 そらすごかったよ。

 DRS圏内にノリスを入れまいと、ギャップを維持したマックスの集中力もすごけりゃ、ギリまで諦めずに接近を試みたノリスもすごい。

 そのまた後ろで、着実に距離を縮め、機を窺ったピアストリも見事でした。

 けど、わかりにくいよね。

 マニアにしか理解しづらいわな。

 だって、見た目にはほぼ順位の変動もなく、競り合いもなく、淡々としたハイスピードパレードに終始した・・ように見えちゃうよね。

 そこにこそ、今のF1の問題点が、あるような、ないような・・って、ないんかいっ。

 どっちかっつったら、バーレーンのがまだ面白かったかな。

 トップこそ独走だったけど、競り合いもあったし、オーバーテイクもあったし。

 それでも、なんでああなるかってゆうのは、マニアじゃないと、って感じは、残らない?

 ちゃみは、マニアとっしょり蒼辰のうるっせぇ解説付きで見てますから、なんとなくはわかるけどさ、でもやっぱ、わかりにくい。

 しょうがないのかな、と思ってました。

 そもそも、F1の魅力って、なんなんでしょ。

 世界最高峰の技術の結晶が競い合うとこ。

 それはそうだ。

 そしてそこに、人間的要素を加えているのが、ドライバーの存在。

 それもそうだ。

 なんてったって、スター不在では人気スポーツは成り立たない。

 もちろん、速いマシンと優れたドライバーの組み合わせが登場すると、ほぼ全レースを支配してしまう。そういう危険性はあるわな。

 ミヒャエル・シューさまとフェラーリの時代や、メルセデスとハミルトンの時代や、もちろん、レッドブルとマックスの時代もね。

 そういうシーズンって、ちょと白けた気分が入ってくるのは、ややしょうがないかも。

 ちょっと例外なのが、セナプロ時代のマクラーレン・ホンダなのかな。

 だって、同じチームでありながら、セナとプロスト、ガチで争ってたからね。

 そこに、見る側の興奮の源泉もあったわけであります。

 けど、現代のF1は、ますます高度で複雑になりました。

 そこでは、どんなドライバーも、常にクールで、我慢するとこは我慢し、冷静にレースを運ぶことが求められています。

 3度もチャンプになったベッテルですら、その熱血ゆえに、現代F1には向かない的な批判も受けてました。

 角田くんも、熱血ゆえにマルコに嫌われてた形跡があるようです。

 熱血ドライバーはもう生きてゆけないんでしょうか?

 専門家は言います。

 それが現代のF1だから。そういうルールなのだから、そういう環境なのだから、仕方ない、と。

 けど、それ、ほんとにそれでいいのかな。

 かのエンツォ・フェラーリが最も評価していたドライバー、戦前のヌヴォラーリは、伝説を読む限り、相当の熱血ドライバーでした。

 そして、エンツォがヌヴォラーリの面影を見出したとも言われるジル・ヴィルヌーヴもまた、熱血ドライバーでした。

 もちろん、セナもね。

 ファンは、そうした熱血ドライバーの、熱血な走りと、熱血なレース運びに喝采を送ってきたんじゃないでしょうか。

 しかるに現代のF1は?

 最高峰の技術の結晶に相応しいドライバーが、知的で、クールで、感情を殺した冷静なドライバーであるならば、いっそAI に運転させちゃえば、というのは暴論でしょうかね。

 でも、そうなっちゃいかねないよね。

 もちろん今も、マシンと、支えるスタッフと、そしてドライバーが、ギリギリの戦いをしてるんです。

 そんなこと分かってる。

 けど、そこんとこが、マニアにしか理解できなくなってない?

 ってゆうのが、今のF1の在り方への、最大の疑問なんですよね。

 だってさ、せっかくサーキットに連れ出した彼女に退屈されたくないじゃん。

 自分は自分で、マニアックな楽しみ方をし、その一端を伝える横で、彼女は彼女なりに、F1の魅力を発見してほしい。

 それが、イケメンだったり、華やかさだけじゃなくて、レースそのものの中に見つけてくれたならね。

 そう思うのって、贅沢なのかなぁ。

 真剣に競走してる人に水を差すつもりは毛頭ないけどさ。

 だって、ファンなんだし。

 でも、現行ルールじゃ、あ~なるのはしゃあないのよ、って言うなら、ルールの方を考え直すって方法もあるわけじゃない。

 もはやレースにならないクラシック・コースのモナコは、来年あたりからピットインの回数を課すことで順位変動の面白さ復活させるみたいだけど。

 ね、方法はきっとあるよ。

 誰が見ても、エキサイティングで、唸るほど面白い。

 そういうF1であって欲しいという願いも込めて、近頃気になってることを、つらつら述べてみました。

 と、とっしょり蒼辰、もうしております。

 ちゃみさ、なんで蒼辰がこんなこと言い出したか、知ってんだ。

 とある評論家がさ、熱血系のドライバーを「だからダメなんですよ」ってくさしたことがあったんだよね。

 で、現場出身の別の解説者も「現行ルールでは、ダメですね」みたいに肯定したの。

 それ、ずっと気にしてたんだよね。

 勝つためには、そりゃそうなんでしょうよ。

 でも、勝てばいいって考え方じゃ、魅力は生まれない。

 そう感じたんだよね、蒼辰は。

 じゃ、F1はエンターテイメントなのか、はたまた・・ってゆう議論にまで行きついちゃう話なんだけどさ。

 でも、どうしたらいいのか、どうしたらもっと面白くなるのか、ファンも含めて、考えてみてもいいのかもね。

 ま、そんな視点もありで、今季のこれからも楽しんで行きまっしょい。

 なんせファンですので。

 最初に言ったように、逐次的にレースを追うのは無理だと分かったので、キリのいいとこ、言いたいことが出たとこで、コラム的に触っていきたいと思っております。

 例によって、期待しないで待っててちょっちょ。

 でもって、F1興味ないって人は、どうぞどうぞスルーして、別の回だけ覗いてみてね。

 てなわけで本日はここまで。

 週が明けたら、今月の火曜雑学、が~んときた、癌のお話でっす。

 ほいでわまたっ。

 ちゃみでしたっ。