まいどっ。

 ちゃみでっす。

 このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。

 テーマは[暇つぶしのお供]。

 お気軽にお付き合いくださいまし。

 

 相変わらずオープニング変わってません。

 いいかげんどうにかしろなんですが、とっしょり蒼辰、どうやらそれどころじゃないみたいです。

 ま、しょうがない。

 んじゃ、はじめましょうか。

 本日は、火曜雑学、二月のテーマ[は~るよこいっ]の最終回でございます。

 前回、やっと食べ物にまできたと思ったら、魚まで手が回らなかったんで、そこから始めましょうか。

 春の魚といえば?

 そりゃ鰆。

 なんたって、魚へんに春ですからね。

 けど、おいしいのは、秋冬なんだ。

 じゃなんで春の魚なの?

 春、産卵のために沿岸に集まるため、人目につきやすいから。

 ふ~ん。海っぱた以外じゃ、あんまし春感じられないわな、それじゃ。

 似たようなのがメバルで、こちら、春の船釣りがメバルから始まるからなんですって。

 こりゃまた、釣り好き界隈だけの話だ。

 春告げ魚の元祖といえば、本来はニシンなんだそうです。

 早春、浅瀬でメスが産卵し、そこにオスが精子をかけます。

 すると海があふれんばかりに白濁するんだそうです。

 すっげ。

 んでもって、岸では大漁です。

 昔は、ニシン御殿が建つほど、たっくさんとれてたんですね。

 けどニシン、激減しちゃいました。

 とりすぎはいけませんです。

 てなわけで、都会で春を感じられる魚、あんまりありませんでした。

 ざんねん。

 んじゃお次は鳥。

 春告げ鳥といえば?

 そりゃもう、鶯。

 ウグイス。

 ほ~ほけきょでございます。

 最初のうちはへたっぴなのが、だんだん上手になって、ちゃんとほ~ほけきょになったころには、ほんとに春です。

 そこなんかかわいいですよね。

 そういえば、と、とっしょり蒼辰がなにか思い出しました。

 なぁに?

 歌舞伎の「髪結新三」には、「今年は鶯の声は聞いたが、カツオの声はまだ聞かねぇようだ」ってセリフがある。

 ってことはあれだ、江戸っ子の春の魚は、カツオだ、って?

 うっそぉ~。

 カツオって、初夏の魚じゃない。

 蒼辰だって、毎年、豆ご飯に鰹のたたき。これぞ五月っ、とか言いながら食べてるじゃない。

 だがしかし。

 その昔の江戸っ子は、初物好きだった。

 初物を、なったけ早く食べることこそ、江戸っ子の粋であり、縁起がいいと信じていた。

 そこで、南の方から、暖かくなってくるにつれて関東に近づくカツオを、東海あたりで早めに獲って、氷漬けにして江戸に送ってくるのを、競い合うように求め、食べていたんだ、と。

 高いんでしょ。

 何両もした。

 って、いくらくらい?

 数十万円。

 すうじゅうまんえん?

 カツオ一匹に?

 ひえっとびっくり。

 そりゃそんな習慣、すたれるわけだ。

 ってか、そこを喜んでた江戸っ子、なんとまぁ遊び心まみれなんでございましょ。

 好きだね、まったく。

 ほんじゃ食べ物以外のとこいきましょうか。

 春といえば?

 そう、花ですよね。

 モノクロームの世界が、色鮮やかに変わってゆく。

 これぞ、春の真骨頂。

 一年の始まりの季節の象徴のようでございます。

 あちこちの公園でも、プランターのポピーやデイジーなどが、春を感じさせてくれます。

 先取りするなら、南房総あたりって手もあります。

 花摘みとかさせてくれる施設があって、日帰りでも、十分に春先取り気分が味わえます。

 って、やっぱ先取り好きだった。

 江戸っ子、笑えないわ。

 けどとっしょり蒼辰は、樹木の花にも春を感じると申しております。

 街中で見かける花だと、沈丁花にはじまって、やがて梅、そして蠟梅にゆすら梅ときて、木蓮が咲き始めると、いよいよ春本番。

 そして、本命の花、桜がやってまいります。

 もっとも蒼辰はね、ソメイヨシノばかりがもてはやされるの、イマイチ気に食わないんだよね。

 里桜の色合いこそが、ほんとうの桜色なんだと、毎年春になるとぶつぶつ言ってますが、その話は四月、桜の頃にやりましょうかね。

 けどさ、あんだけどこの学校にもソメイヨシノがあって、卒業の時期、入学の時期に合わせたかのように咲けば、やっぱ忘れらない花ですよ。

 桜にまつわる歌も多いし。

 なんのかんの言っても、ニッポンを代表する花といったら、桜、中でもソメイヨシノなんじゃないでしょうか。

 そして四月は、日本では年度始めです。

 なんのかんの、やれ旧正月だ、立春が年の始めだったのと、いろんなこと言ってきましたが、現代では四月が、お正月と並ぶ一年の始まりで、そしてそこんとこを象徴するのは、やっぱ桜ですものね。

 進学、就職、すべて新しい環境は、春四月、桜とともに始まります。

 立春からスタートした火曜雑学二月のテーマ[春]ですが、少し気の早い桜の話題で締めとさせていただきます。

 まだまだ寒いけど、ここから春へ、季節の移り変わりを味わいましょ。

 てなわけなんですが、火曜雑学の最終回と言いながら、本日、日曜日です。

 でもって、次回金曜の予定が、土曜日のupとなります。

 なんで?

 それは、土曜日に、わかります。

 って、またもや匂わせと思わせぶりですか?

 その手、もう通じないと思うよ。

 けど蒼辰、なにスーツケース引っ張り出してるの?

 てなわけで本日はここまででっす。

 ほいでわまたっ。

 ちゃみでしたっ。