まいどっ。

 ちゃみでっす。

 このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。

 テーマは[暇つぶしのお供]。

 お気軽にお付き合いくださいまし。

 

 本日は、ノーベル賞の授賞式でございます。

 これ、ノーベル賞の創設者、アルフレッド・ノーベルさんの命日なんだそうですね。

 なので、毎年この日に授賞式、行われるのだそうです。

 今年は、日本被団協が平和賞を受賞いたしました。

 誠に意義あることだと思います。

 ほいで、あれなんですね、平和賞の授賞式だけ、ノルウェーの首都、オスロで行われるんですね。

 他は、スウェーデンの首都、ストックホルムです。

 なんでかと思ったら、ノーベル賞の制定当時、スウェーデンとノルウェーが連合王国だったことに関係してるんだとか。

 調べてはみたんですが、よくわかりませんでした。

 ごめんちゃい。

 ほいで、今年、もういっこの話題といえば、文学賞に韓国の作家、ハン・ガンさんが選ばれたことでしょうか。

 韓国から初のノーベル賞受賞ですよね。

 まずはめでたしめでたし。

 けど、正直、ハン・ガンさんという作家さん、存じ上げませんでした。

 ノーベル文学賞って、そういうことあるよね。

 受賞が決まって、報道されて、そこで初めて知った作家さんって、結構いる気がします。

 ま、それだけこっちが、世界文学の今に疎いってだけの話なんっすけどね。

 不勉強なもんで。

 けどさ、世界で今、売れてる作家さん、注目されてる作家さんの名前って、なかなか紹介される機会、ないよね。

 ふつうに暮らしてて、そこそこアンテナ人間のつもりでいても、世界の文学の情報なんて、なかなか入ってきませんよね。

 もっともっと、情報が入ってきたらなぁと思います。

 だってさ、外国の小説読むのって、面白いし、楽しいですよね。

 なんてゆうんでしょう。文章から匂ってくるものが、日本の小説とは異なる、独特の匂いを発している。そんな感じがします。

 当たり前ですけどね。

 なにしろ、風景も、風物も、風俗も、なにもかも違う、異文化の中で生活する人たちのお話なわけですから。

 いながらにして体験する異文化ですよね、まるで。

 ふうん、日本とこんなにいろんなことが違うんだっていう気づきと、それでもやっぱり、人間は人間、みんないっしょなんだってゆう発見と。

 そこが、外国の文学を読む楽しみなんじゃないっしょうかね。

 とっしょり蒼辰は、大昔の子供のころ、世界少年少女文学全集というものがお家にあって、それを読むのは、異文化に親しむ始まりだったと言ってます。

 イギリスのお話に出てくる[バタつきパン]って、どんなのだろうと考え、もっと分かんなかったのが、ロシアのお話に出てくる[果物の砂糖煮]だったと言ってます。

 後者は、コンフィチュールですよね、多分。

 バタつきパンの方は、要するにブレッド&バターってことでしょうかね。

 でも、子供の頃には、そんなこんなのひとつずつが不思議だったんですよね。

 あとは、アラビアン・ナイトの不思議な世界や、シンドバッドとめぐるもっと不思議な世界。

 不思議といえば、アリスとめぐる不思議の国や、竜巻とともに運ばれる魔法使いのいるでかい・・・。

 数え上げたらキリがないよね。

 子供のときのそういう体験が、のち、外国に対する興味にもつながってゆくんだろうし、ひいては異文化理解へとつながってゆくんでしょうね。

 もちろん、読書のつながりにも通じてます。

 とっしょり蒼辰、最近読んだ中では、台湾の呉明益さんという作家の[自転車泥棒]という作品が面白かったと言ってます。

 台湾の古い自転車のコレクターが主人公なんです。そこから、その古い自転車が活躍していた時代や、もっと古い時代へと、お話は重曹的に積み重なってゆくんですって。

 はっは~あ、なんか面白そう。

 そして、作者の後書きに、影響されたと書いてあった、イギリスの作家、マリーナ・レヴィツカさんの[おっぱいとトラクター]という作品が、とっしょり蒼辰のデスクの脇でスタンばってます。

 あと、パレスチナはガザ地区出身の作家、カナファーニーさんの[ハイファに戻って]、そしてもちろん、ハン・ガンさんの一冊も。

 まだまだ積読状態ではありますが、スタンバイしてます。

 あ、そうか。

 ノーベル文学賞を、聞いたことがない人が受賞したら、そこで読めばいいのか。

 たいてい、帯がついて書店に並ぶしね。

 情報がどうとか、ぶつぶつ言うてるばやいじゃありませんでした。

 なかなか読めなかったりもするけど、違う世界の物語、楽しいし、面白いし、そして視野を広げましょうよ。

 てなわけで、本日はここまででっす。

 次回は、本日に引き続き、文学のお話、だって?

 マジかよ。

 ぜってぇ違うと思う。

 ほいでわまたっ。

 ちゃみでしたっ。