まいどっ。
ちゃみでっす。
このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。
テーマは[暇つぶしのお供]。
お気軽にお付き合いくださいまし。
夏休み、最終週ですよ。
子供たちぃ~っ。宿題、ぐぁんばってるか~いっ。
そこで、自由研究に役に立つ話題を、と思ったんですが、どうもそうはならないみたいです。
もうオトナなんですよ。
とっしょり蒼辰はもちろん、ちゃみも。
オトナは、この時期、夏バテです。
世の中、もう通常モードに戻ってる。元気出さなきゃいけないのに、出ない。
よっしゃ、焼き肉でも食いに行くかっ。
しかも、ぬあんと、8月29日は、焼き肉の日でございます。
語呂合わせですよ、単なる。
でも、8月29日って、なんか焼き肉食べたくなるっぽい日ではあるよね。
ちなみに、毎月29日は、肉屋さんのほうで決めた、肉の日です。
売り出しとかやってる肉屋さん、あるのかな。
というわけで、本日は焼き肉のお話となりましたでございます。
あはは。
なにが、というわけで・・なんだか。
けどさ、焼き肉って、肉を焼くってだけのコトバだよね。
けど、[焼き肉]といえば、大抵の人が、あの焼き肉屋さんの焼き肉。すなわち、肉にタレで味がついてるやつを、網で焼く、あの焼き肉屋さんの焼き肉を連想します。
ついでに、キムチやナムルなんか頼んじゃうわけで、朝鮮料理にルーツを持っていることは、みんな知ってます。
しかし、焼き肉というコトバは、ただ肉を焼くことを意味するだけのコトバです。
その証拠に・・ってほどのことじゃないんだけど・・焼き肉というコトバが初めて登場したのは、1872年 明治5年に出された、仮名垣魯文の[西洋料理通]という書物で、バーベキューの訳語として登場してるんだそうです。
バーベキューの、訳語。
まぁ、そうだよな。
江戸時代まで、四つ足のお肉を食さなかったニホンジン。最初にお料理屋さんで出てきたのは、牛鍋ですものね。
すき焼きのルーツでございます。
肉を焼くってこと、その頃はまだなかったのかもね。
なので、バーベキューの訳語は、焼き肉。
しかし、現代では、焼き肉とバーベキューは似て非なるものでございます。
その証拠に・・って、これまたそれほどのことじゃないんだけど・・総務省の統計によりますと、[焼き肉店]というのは、東洋料理のものと限定していて、ステーキ店などの西洋料理は含まないのだそうです。
これまたなんか、雑ってゆうか、わかりにくい分類だよね。
そもそも、東洋料理とはなんぞや、みたいな話でございます。
しかし、ステーキと焼き肉は、これまた似て非なるものであるのは、これまた誰もが知ってることでございます。
バーベキューと、ステーキと、焼き肉は、別物。
これ、現代ニッポンのジョーシキであります。
ヒトがバーベキューやりたいなぁと言ってるのに、敷居の高いステーキ屋に連れて行かれても、困るのであります。
ま、拒否はしませんケド。
ジョーシキついでに言うと、今、焼き肉屋さんと言ってるのは、在日朝鮮人・韓国人のみなさんが、戦後、大阪あたりから始めた焼き肉屋さんが発展したもの、と、大雑把、こういう理解でい~んじゃないでしょうか。
けど、近頃は、ブームに乗って、より韓国料理的な展開になってるお店と、こちらはより、肉を味わう方向に行ってるお店と、ふたつに分かれてる気もしますね。
そもそも、焼き肉って、肉を焼いて楽しむものですから、ステーキやバーベキューとの境界が曖昧なのは、当たり前っちゃ当たり前ですものね。
なにしろさ、いろぉ~んな国の食文化や調理法、料理、などなどを、我が国風にしちゃうの、超得意な国ですものね。
ルーツがどうだろうと、焼き肉屋さんは、もはやニッポンのものでございます。
だってさ、今や国民食のカレーとラーメンは、インド出身と中国出身だし。
ナポリタンも、まして明太子スパなんて、本場イタリアには存在しないし。
洋食もそうだよね。
エビフライにメンチカツ、カニクリームコロッケにカキフライ。どれも、日本でしか食べられないものばかりです。
トンカツなんて、すっかり日本料理顔してるけど、元々は洋食出身だよ。
てなわけで、これほどたくさんのいろんな味や食文化を吸収し、自分たちのものにして、幅広ぉ~く楽しんでる国はほかにありません。
幸せなことだよね。
あ、そうだ。
今になって思えば、食べ物を自由研究のネタにすりゃ、あんなに苦労しなくてよかったのかも。
初めて食べた食べ物の感想と、どんな料理かの説明。
あとはちょっとひと工夫。ルーツとかさ、日本で最初に食べたヒトとかさ、どんな変遷で日本の食べ物になったかとかさ、ちょっと加えりゃ、自由研究、いっちょあがりじゃん。
そんなん今どき、ネット使えばいろんなこと調べられるぜ。
い~よね~、今は。
え? それならいっそ、チャットGPTにお願いしちゃえば、って?
あは~ん。やってくれそうだわ。
しかしそれじゃ、もはや自由研究、崩壊だ。
てなわけで、本日はここまでです。
次回は、8月の月末が迫ってきます。
だからなんだ?
ま、例によって期待しないでお楽しみに。
ほいでわまたっ。
ちゃみでしたっ。