まいどっ。
ちゃみでっす。
このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。
テーマは[暇つぶしのお供]。
お気軽にお付き合いくださいまし。
ハミルトン選手、2年半ぶりの優勝ですって。
もちろん、昨日のイギリスGPのお話でございます。
このblogは、いちおーF1 GPも追いかけてたりするんですよ、はい。
それにしても、2010年代には勝利を独り占めしてた感のあるハミルトン選手の2年半。
辛いですよね、そりゃ。
無敵だったんですから、かつては。
勝てない時期を耐えて、耐えて、再びポディウムの真ん中に帰ってくる。
この精神力って、物凄いものだと思います。
チャンプの偉大さって、こういうところにこそ真にあらわれるのかもですね。
速いドライバーと、勝てるドライバーは違う。
そして、両方を兼ね備えていないと、チャンプにはなれない。
厳しい世界でございます。
そして、角田選手の10位。これ、敢闘賞ものですよね。
このレースでも予選からヒヤヒヤの連続でしたからね。
リポーターの皆さまが言うように、堅実さができてきたあらわれではないでしょうか。
なんせ今のF1、ドライバーに求められるのは、人気の出そうな派手なパフォーマンスでなく、堅実さですから。
そういう意味では、このやりにくいレースで2位に入ったフェルスタッペン。こういうとこが、チャンプの実力なんでしょうね。
再来週はハンガリー。
ミッキーマウス・サーキットでは我慢が大事。
角田選手、がんばれ。
と、そんなこんな、F1大好きなとっしょり蒼辰なんですが、最近、昔のF1の映像がYou Tubeによく流れてきて、時々眺めてるんだそうです。
ま、ちゃみも覗き見するんですけどね。
いろいろびっくりすることはあるんですけど、まず、マシンがちっちゃいよね。
60年代なんて、今のF3よりちっちゃいんじゃないかしら。
大柄な欧米人ドライバーが、肩すくめるようにしてドライヴしてます。
あんなので、スピード、今よりうんと遅かったわけじゃないこと考えると、恐ろしくなってしまいます。
スピード、それほど遅いくない、だと? ですって?
いえ、トップスピードって、びっくりするほど遅くはないんですよ。
革命的に速くなったのは、コーナリング・スピードです。
そいでね、コースも、なんか狭いのよ。
両側、木とか柵とか、うっかりすると家とか迫ってるし。
今日の、必ずエスケープゾーンがあって、グラベルもタイヤバリアの完備したサーキットとは大違いでございます。
もちろん、数多くの不幸な事故があった末に、今があるわけなんですけどね。
安全は、何事にも優先する。
当然のことでございます。
けど、それが当然になるまで、けっこ長い道のりがあったことも、昔の映像を見たりすると、改めて感じてしまいます。
F1が始まったのは、1950年とよく紹介されます。
でもそれは、F1という規格のスタート。
それ以前から、グランプリレースは行われていました。
戦前の1920年代には、シリーズ化され、ポイントでチャンプを争うシステム、出来上がってたみたいです。
その頃活躍したのは、ブガッティ。宝石のような、フランスの車です。
今でゆう市販車。市販のスポーツ・タイプ・カーをストリップダウンして、GPレースに参加できてたんですね。
ただし、20年代すでに、空力的付加物禁止、なんってゆうルールもあったそうです。
なので、蒼辰は言います。
自動車は、レースに勝ちたいがために進歩したんだ、って。
マジかよ。
プロ化したのは、30年代。ヒットラーの国威発揚政策で、メルセデスやら、現アウディのアウトウニオンやらが技術を注ぎ込んでマシンで参入してきます。
それに対抗したのが、イタリア代表のアルファロメオ。
かのエンツォ・フェラーリも、戦前はアルファロメオを走らせるレーシング・チームの監督だったんだそうですね。
そして戦後、最初は、戦前のマシンそのままのフロント・エンジン車で再開されたグランプリ・レース。
やがて、戦争の被害が比較的少なかったイギリスから、クーパーやBRM、そしてロータスなどが登場します。
どこも、自動車メーカーではなく、小さなレーシング・チームが、手作りで、でも最新の考え方で作り上げたマシンでした。
そのひとつが、エンジンをドライバーの後ろに置くミッドシップ・エンジンという駆動方式が主流になります。
これが、60年代。
70年代からは、色々なことが目まぐるしく変わります。
先ず、タイヤがスリックになります。
そして、空力の考え方が導入され、マシンに羽根が生えてきます。
やがてはグランド・エフェクト・カー。空力の力で、マシンを地面に押し付けて走っちゃうんです。
これで、コーナリング・スピードがめっちゃ速くなったんですよね。
横Gと戦うドライバーも大変です。
エンジンはやがてターボの時代になります。
あの、セナとプロストの争いで有名な、マクラーレン・ホンダの時代。
ホンダ・エンジン、1000馬力出てたそうですね。この数字、なんでも零戦の最終モデルのエンジンと同じ出力なんだとか。
いやはや。すんごいであります。
そして今、とっくにクラッチのない2ペダルで、マシンはハイブリッドで、さらにカーボン・ニュートラルへの模索が始まってます。
こんなふうに、F1は、常に時代の最前線を走ってます。
トップ・スピードだけなら、オーバルのインディや、直線の長いルマンのほうが速いかもしれません。けど、くにゃくにゃ、ぐにゃぐにゃのコースで、あっという間に加速し、その速さをあっという間に殺し、もんのすごい速さを維持して、コーナーを駆け抜ける。
この速さでっつったら、やっぱF1がいっちゃん速いんです。
ちゃみも、とっしょり蒼辰にそう教わりました。
蒼辰がF1に興味を持ってから、もう半世紀以上だって。
その間、いろいろあったけど、F1はやっぱF1。
自動車レースの頂点なのです。
ってことはつまり、自動車とともに歩んだ20世紀文明の象徴ってことでもあるますよね。
21世紀に入ってもう20年以上経っちゃったけど、その間、そして今も、いささか迷走してるとこもあるけど、これからもF1ウォッチャーでいたいと、としより蒼辰が言っております。
なので、いつもとはちょと雰囲気の異なるF1の話題、唐突にお送りすることになると思います。
いつもの雰囲気とは異質なんだけど、ま、それもこのblogと思ってお付き合いくださいまし。
異質ったら、ほかにも異質なこと、あれこれやってるしね。
ま、そんなこんな、本日はここまででございます。
あ、前回言い忘れたけど、七夕の話。
韓国では、七夕の日、必ず雨が降るって言われてるんですって。
それは、一年に一度しか会えない恋人たちの嬉し涙なんだって。
そして、その翌日、つまり今日じゃない、その日も雨が降ると、それは恋人たちの別れの涙なんだとか。
うきゃっ。ロォ~マンチックだこと。
今年はお星さま見えないねぇ、とか言ってる日本とは大違いだ。
けど、ま、日本も韓国も、梅雨だからね。
でもって明日の天気はどうなんだろ。
いえ、東京じゃなくって、ソウル。
気になるなぁ。
ほいでわまたっ。
ちゃみでした。