まいどっ。

 ちゃみでっす。

 このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。

 テーマは[暇つぶしのお供]。

 お気軽にお付き合いくださいまし。

 

 ここんとこ、物事の進化が早いとか、遅いとか、そんなお話が続いておりますが、本日もそのつづきみたいなお話でございます。

 ちょっとね、面白いデータをめっけたので、それをご紹介したいと思います。

 実は、出典がよくわからないんですけど、Googleさまで、[東京 大阪 所要時間]と検索したら出てきたページのひとつでございます。

 興味のある方は自分で検索してみてね。

 で、どんなデータかというと、東京から大阪へゆくのに、どれくらいかかったか、時代別に比べてみようというページです。

 最初はね、江戸時代。

 なんと、14日間かかってます。

 二週間ですよ。

 十三泊ですよ。

 いって帰ってくるだけで1ヶ月ですよ。

 そら~しょっちゅう行ったり来たりするってわけにはいかないよね。

 伊勢参りゆくにしても、まぁ、大阪よりは近いけど、それでも片道9日10日くらいかかったのかな。

 往復で、やっぱ三週間か。

 大旅行ですわな。

 まぁ、旅路全部が旅行ですものね・・って、ちゃみなんかヘンなこと言ってる?

 けどさ、今、旅行っていえば、移動と滞在じゃん。

 どこそこへ行く。交通機関はなになにで、滞在が何泊、って感じでしょ?

 けど、道中10日も二週間もかかってたら、道中そのものが、旅そのものだなと、そんなことを感じたわけですよ。

 ヘン?

 けれども、14日ってゆうのわ、自分の足で移動するばやいの所要日数でございます。

 じゃ、お手紙はどうか。

 そうだ。江戸時代だって、飛脚、あったんだ。

 どれくらいかかったの?

 いっちゃん安いのが[並便り]っつって、おおむね30日かかってた。

 ぎょえっ。人間の旅よりかかってたんだ。

 それよか早いのは料金もお高くて、[十日限(とおかぎり)]とか[六日限(むいかぎり)]とか、日数を保証してくれるのね。

 けど、流通量が増えると、2~3日の遅れが普通になっちゃったんだって。

 そこで、もっとお値段高いけど、早いのが登場する。

 中には、[四日限仕立飛脚]ってゆうのがあって、4日で届く。そんかわり四両したそうです。

 ん? 一両って、いくら?

 大体10万円。

 ぎょっ。ってことは、江戸から大阪までお手紙出すのに、40万円かかるってことか。

 そ~ら大変だ。

 ちなみに、浅野内匠頭さんが、松の廊下で吉良上野介さんに斬りつけちゃった事件が起きたとき、浅野家では、赤穂のお城まで使者を早駕籠で送ったんだそうですが、4日半くらいで到着したとか。

 すんごいね。

 普通の旅行者が14日。早い飛脚で4日のとこ、人間が早駕籠で4日半。

 腰痛くなったろうな。

 ご同情申し上げます。

 ありゃま、江戸時代の話が長くなっちゃった。

 なので時代を追いかけるスピードもちょとアップ。

 やがて幕末になると、蒸気船が使われるようになります。

 ああ、あれだ、船中八策。

 坂本龍馬さんは、大阪から江戸へゆく船中で、策をねった・・んだよね、確か。

 長崎からどっかかもしれないけど、ま、いっか。

 で、江戸から大阪、蒸気船で2~3日ですって。

 早い。

 劇的に速くなりましたでございますね。

 これでやっと、移動と滞在って感覚になったかな?

 なにしろ船ですからね。

 船ん中でじっとしてるしかない。

 やっぱ自分の足での歩きとは、だいぶ違ってきたようでございます。

 でもって、やがて鉄道が走り始めます。

 東京から大阪まで、鉄道がつながったのが、1889年 明治22年のことなんですって。

 その時の所要時間、これ、東京~神戸の時間ですけど、20時間と5分ですって。

 ってことは、夜行か。

 夜9時に東京を出て、翌日の夕方に大阪あたりに到着する感じ?

 晩御飯食ってから乗って、翌日の朝と昼はどうやったって列車の中で、ほんで、夕方ついて、現地で晩御飯か。

 今だと南米に飛ぶ感じ?

 まだまだ遠かった。

 けど、鉄道、どんどん速くなります。

 大正時代の特急で、東京~神戸、11時間50分です。

 む、これだと朝8時発で、夜8時くらいに到着だ。

 そしてさらに、1930年 昭和5年には、特急[燕]が運行を開始いたします。

 こちら、東京~大阪、8時間20分です。

 かなり速いです。

 朝8時に発車して、夕方の4時過ぎに到着です。

 ついに明るい時間だけの運行になりました。

 さらに、1958年 昭和33年に、電車特急の[こだま]が走り始めます。

 所要時間、ついに6時間50分です。

 ちなみに、とっしょり蒼辰、子供のときに名古屋まで乗ったことあるんだって。

 新幹線以前では、相当に速くて、ナウくて、快適で、かっこいい乗り物だったと言ってます。

 そらそうだろうな。

 時代の最先端の速い移動手段って、どの時代でもかっこいいものなのだと、そこは素直にそう思います。

 そして、もうお分かりですね。

 電車特急からわずか6年後。1964年 昭和39年、東京オリンピックの年に、ついに、新幹線が開業いたします。

 東京~大阪間、当初4時間、翌年から3時間10分です。

 ついに、日帰り時代になったでございますね。

 さらに、1992年 平成4年に、[のぞみ]が登場。ついに、東京から大阪まで2時間30分で移動できるようになったのであります。

 映画一本分。

 ちょうどいいかも。

 実際さ、飽きないよね。

 あっという間に着いちゃう感じ。

 それがさらに、リニアになっちゃうんだよ。

 2045年ごろってゆうから、あと20年後?

 所要時間、1時間7分だってさ。

 1時間7分。

 鉄道で、だよ。

 蒼辰ちの最寄駅から新横浜まで、乗り換えなしで行けるんだけど、1時間20分くらいかかります。

 すんごいね。

 大阪が、横浜くらい近くなるのか。

 中華街行く? それとも、大阪でお好み焼きにする?

 みたいなことだよ。

 いやはや。

 待ち遠しいものであります。

 大阪、行きたいよね。

 ってわけで、実はちゃみ、蒼辰と、見張り役の蒼辰夫人とともに、大阪、行ってきます。

 きゃっ。

 なんと、リニアより速い所要時間50分。ヒコーキでの移動です。

 うきゃっ。

 ってゆっても、ヒコーキって、早めにゆかなきゃだし、飛行場遠いしで、実所要時間は、今でも[のぞみ]よりかかっちゃうんだけどね。

 ま、訳あって、早い話が、航空会社のバーゲンで、お安くチケットが購入できたからなのです。

 と、ほんの3日ばかりなんですが、そのために、来週前半のupはお休みとなります。

 ご了承くださいまし。

 次回はたぶん、7日あたりのupになるんじゃないでしょうか。

 大阪の土産話?

 たぶんね。

 ほいでわまたっ。

 ちゃみでしたっ。

 わっ、なげ~わ、今回・・・。