まいどっ。
ちゃみでっす。
このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。
テーマは[暇つぶしのお供]。
お気軽にお付き合いくださいまし。
午前中にさ、大谷選手見ようと思って、テレビつけたんよ。
そしたら、大谷選手の背番号がさ、42なんよ。
あり? と思ってよくよくみたら、なんだ? 敵も味方も、出てくる選手、みぃ~んな42なんよ。
なんじゃこりゃ。
背番号っつうのは、広い野球場でも誰が誰だかわかるために付けるもんでしょうが。
それがみんなおんなし番号じゃ、誰が誰だかわからないじゃありやせんか。
どうなってるんだ、一体・・と思ったら、じき種明かしがありました。
本日4月15日は、ジャッキー・ロビンソン・デーなんだそうです。
あ? 今日って、4月16日だぞ、と思ったら、午前中のニッポンのテレビに写ってるメジャーの野球は、昨日15日の夜なのでありました。
改めて、時差と日付変更線を感じてしまった。
や、そんな話じゃなくって、ジャッキー・ロビンソン・デーでありました。
ジャッキー・ロビンソン・デーは、ジャッキー・ロビンソン選手を記念した日であります、って、そりゃそうだろうけど、ジャッキー・ロビンソンさんが誰だかわかんなきゃ・・・。
え? アフリカ系アメリカ人として初のメジャー・リーグ選手で、1947年 昭和22年のこの日、ブルックリン・ドジャースのメンバーとして、メジャーデビューした、それを記念した日なんですか。
ほぉ~。
ちょっと待って、ツッコミどころ、けっこあるぞ。
まず、ブルックリン・ドジャースって?
ドジャースは、そもそもニューヨークのブルックリン区に本拠を置くチームだった、んだ。へ~え。で、1958年に、ロサンジェルスに本拠を移して、ロサンジェルス・ドジャースになった。なので、ジャッキー・ロビンソンさんがデビューしたときは、まだブルックリン・ドジャースだった。
ふ~ん、そうなんだ。
でもって、ジャッキー・ロビンソンさんの背番号42は、メジャーリーグ共通の永久欠番になっていて、たった1日、ジャッキー・ロビンソン・デーにだけ、出場する全選手が、背番号42をつけるんですか。
ふぇ~~っ。
そんなふうに記念されてる選手って、他にもいるの?
いない。
ベーブ・ルースも、賞に名を残すサイ・ヤングも、そこまで記念されたりはしてないんだ。
ま、そうでしょうね。
うん、ちょっとわかってきたぞ。
ジャッキー・ロビンソン選手が、アフリカ系アメリカ人として、要するに黒人として、初めてメジャーの舞台に立ち、大活躍をした。
そのことは、その後の有色人種選手にも道を開いたと。
そこで、その功績をメジャー全体で称えてるってわけね。
なぁ~るほど。
ってことは、あれだよね、それ以前は、メジャーの野球には白人しきゃいなかったってことでしょ。
ん? 歴史を紐解くと、いろいろ経緯はあったみたいだけど、20世紀に入ってからは、白人蔭位rーの世界だった。
まぁ、そうなんでしょうね。
そして、ジャッキー・ロビンソン選手の大活躍と、きっと多分、苦労があったから、今があるんだと。
思えば、大谷選手だけじゃなくって、日本人選手に道を開いた野茂選手もドジャースだもんね。
ドジャースって、そういう土壌があったのかもね。
いいことです。
いいことなんですよ。
けどさ、こういうお話聞くと、いっつも思うことがひとつあるんだ。
なにかっつうとさ、結局、差別してた側の人も、あとになると、いや立派なことだ、って、顕彰する側に回っちゃうわけでしょ。
なんかさ、どっかさ、どうなのさ、とかさ、思っちゃうよね。
げんに、世の中全体から差別がなくなったわけでもないし。
日本にいると、人種差別とか別世界のお話みたいに思っちゃうけど、日本だって、今だって、性的少数者の人たちのこととかあるしね。
大多数が、大多数であるってゆう理由だけで、ふつうやスタンダードを名乗れるわけじゃないんだよね。
なんだけど、大多数の側にいれば、自分が大多数の側にいることに安心しちゃったりもするんだよね。
大多数の正義が、常に絶対の正義ではないってこと、大多数の側にいればこそ、忘れちゃいけないのかもね。
ちゃみですか?
背の高さでは、少数派です。
はい。
てなことで、本日はここまで。
次回は、なんも決まってません。
今更、そんなことでは誰も驚きません。
きっとどうにかなるでしょう。
ほいでわまたっ。
ちゃみでしたっ。