まいどっ。
ちゃみでっす。
このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。
テーマは[暇つぶしのお供]。
お気軽にお付き合いくださいまし。
あのう・・あれっすね、先週今週の週末は、都内あちこちでお祭りがあるようですね。
それぞれ、土地の八幡さまやなんやらのお祭りなわけですが、お住まいの土地にお祭り、あります?
都内はね、どうしても以前から住んでるって人が、少数派になっちゃいましたからね。お祭り、やりにくいし、どこも下火のようです。
ちょっと残念ではありますけど。
年寄り蒼辰が子供の頃は、子供もみんなお祭り半纏を着て、鼻筋を白く塗って、手拭いで鉢巻きして、お神輿担いだり、山車を引いたりして、それぞれ、町内で使えるそば券もらったり、小さい子は梨もらったりしたもんだと、そんなこと言ってます。
けど、あれなんでしょ。町内の神酒所に行くだけで、神社までは行かないんだよね。
だから、どこのお祭りかわかんないままっつうんだから、それもどうなんでしょ。
でも、やっぱお祭りって一体感わきますものね。
ほら、オリンピックだって。
国中みんなで日本選手応援するし、まして日本でやるとなれば、おもてなしの精神発揮しちゃうし。
それもお祭りでしょ。
そういうの、けっこ大切だと思うんですけど、いかがなもんでしょ。
あ、オリンピックがらみでこんなんめっけた。
明日9月12日は、マラソンの日なんだそうです。
なんと、紀元前450年前のこの日のことでございます。
いつよ。2500年近く昔?
すんごいね。
で?
ペルシア、今のイランにあった古代帝国の、ペルシアが、アテネを征服しようと、軍団を送りました。
アテネ郊外のマラトンの地に大群が上陸します。
当時のペルシア軍は、世界最強だったんだそうです。
で、その頃の国際ルールだと、征服された国の人々は、み~んな奴隷にされちゃう。
やばい。やられちゃう。
地中海で一番の繁栄を誇っていたアテネの人々はもうぶるぶる。
恐怖に震えていたのであります。
だがしかし、ペルシアの軍団に立ち向かったのが、アテネの将軍ミルティアデス。
ぬあんと、ペルシア軍をみんごと撃退してしまうのです。
やった。勝った。これでアテネの民もペルシアの奴隷にならなくてすむ。
「お前、早く行って、みんなに知らせてこい」
「わ、わっかりました」
というわけで、フェイディピデスという兵隊さんが、アテネの城門まですたこらすたこら走り抜き、アテネの勝利を伝えると、そのままあの世へと旅立ってしまったのだそうです。
ひょえっ。
っと、ここまでの話は、なんとなく、漠然と、けっこ多くの人が知ってたと思うんですよ。
で、ここから。
現代の陸上競技の一種目マラソンの距離は、42.195km。
これもみんな知ってるよね。
で、このふたつを結びつけて、2500年前にフェイディピデスさんが走った距離だと思っちゃってるヒト、いない?
これ、けっこいると思うんだ。
けど、違うんだよねぇ。
そもそも、2500年前の兵隊さんが走った距離、そこまで調べられると思う?
おそらく、無理。
そんなわけで、マラソン競技が始まったころは、大体の距離だったんですね。
そもそもマラソンって、第一回アテネ・オリンピックが開かれたとき、せっかくだから、マラトンの故事にちなんだ耐久競争をやろうぜということで始まった競技です。
そんときが、40kmちょうど。
その後も、おおよそ40kmってことで行われていたんです。
ところが、第4回ロンドン大会のときのこと。
このときも、大体40kmでコースを設定したんです。
ところが、時の王妃アレクサンドラさまが、「わたしも見たい」と言い出しちゃった。
それで、宮殿の庭をスタート地点に、ゴールは競技場ボックス席の前に変更したところ、距離が42.195kmになっちゃったんです。
そして、第8回のパリ大会の時に、「マラソン、距離決めたほうがいいんじゃね?」みたいなことになって、「んじゃ、ロンドンときの」というわけで、今日まであの距離になったと、こういうわけなんだそうです。
ふ~ん。
あ、そうっすか。
なんか尺とったわりにあんま面白い話じゃなかったような。
だって、そんな話、飲み会でやったって、女子にはウケないと思うぞ。
いいんだ。それでいいんだと、年寄り蒼辰は言ってます。
なんで?
だって、暇つぶしの雑学こそが、当blogだから。
くわっ。そうだったのか。
じゃ、これからもこういうのやるんだ。
ふえっ。
なんかやな予感がしてきた。
ぞわっとしてきたし、長くなったので、本日はここまでです。
次回は?
またこういうの?
近い?
やれやれ。
期待しないで待っててくだしゃい。
ほいでわまたっ。
ちゃみでしたっ。