まいどっ。

 ちゃみでっす。

 さ、ごいっしょに。

 あ~か~り~を~つ~けま~しょぼんぼりにぃ~~。

 みなさまっ。ひな祭りでございますですよ。

 なんたって女子会中の女子会でございます。

 ちゃみ、クリスマスよか好きかもしんない。

 クリスマスって、真面目にやると地味だし、派手にやるとただのばか騒ぎだし。

 その点、ひな祭りはい~ですよ~。

 落ち着きと華やかさの調和が、なんとも言えず、わのみやびなんざんす。

 由来とか、もういいよね。

 なにしろ、うんと昔の中国では、季節の変わり目に邪気払いする習わしが入ってきて、それが日本に入ってきて、平安時代、節句というものになったんざんす。

 それが、江戸時代に五つに整理されて、今日に至ると、こんなとこでいいよね。

 にしてもさ、平安時代に、宮中とか貴族階級の間で流行った、ってゆうか、定着した催しとか、風俗とかを、江戸時代のお金持ち町人とかが真似して、それが今にも繋がってるってゆうの、多いんだよね。

 ほら、和歌が、俳句として流行ったりとかさ。

 どっちも外国の文化があんまり入ってこなかった時代。

 関係あんのかな。

 そしてその、平安から江戸時代を代表するもののひとつが、雛人形なんだよね。

 なにしろ、女子がお人形遊びするようになったのが、平安時代の貴族階級ってゆうんですから、なにしろ古い。

 やがて天正時代、ってゆうから、安土桃山時代? かな? その頃、武家の家で、この桃の節句にお雛様を飾るようになり、その風習が、江戸時代、町人の間にも広まり、今日に至ると、こういうことらしいっすよ。

 なにしろ、昔々から伝わるゆかしい風習なのであります。

 で、ここで、ちょっとか雑学。

 ほれ、お内裏さまとお雛さま、右と左、どっちがどっち問題。

 あれ、昔の中国や日本では、左がわを上位だと考えていました。

 なので、右大臣より左大臣のが偉いのです。

 そこで、お内裏さまも左がわ、向かって右に飾っていました。

 ところが、明治になって、西洋の風習が入ってくると、男性が右側に立つようになりました。つまり、向かって左ね。

 この影響で、お雛さままで、左右が逆転しちゃったんだってさ。

 なので、お内裏さまを左(向かって右)に置くのを古式。

 反対に置くのを、現代式と呼ぶのだそうです。

 つまり、どっちでもいいってことじゃん。

 好みでいこ、好みで。

 あ、ところでさ、分かりやすいように[お内裏さま][お雛さま]と言いましたが、これ、間違いなんだそうです。

 はりゃ?

 雛人形、内裏人形、どちらも、男雛・女雛の、男女ペアの人形を呼ぶ言い方なんだそうです。

 つまり、男雛をお内裏さま、女雛をお雛さまと呼ぶのは、間違い。

 ど~してこのよ~な間違いが起こったのか。

 なんと、あの歌のせいだったのです。

 

 ♪ おだいりさ~まにおひなさまぁ~。

 

 えっ? えっ? えっ?

 この歌詞がそものも間違ってたんですか。

 まぁ~さか、まさか。

 サトウハチロー先生、ど~しちゃったんですかぁ~。

 いやはや、いやはやでございますが、でももう、もはやどっちでもいいっちゃどっちでもいいような気がしてまいります。

 

 さ、食い物いきましょ、食い物。

 先ずは、雛あられに菱餅。

 どちらも三色がキホンでございます。

 白は清純を表す雪、緑は萌え出る若芽を、そして桃は、生命力を表します。

 旬と名残と走りが揃ってるんだよ。

 美しいじゃございませんか。

 この組み合わせ、どこの国旗にもありません。

 ちゃみが建国したら、国旗にする予定になっております。

 つぎっ。

 蛤のお吸い物。

 はまぐりは、元の組み合わせ以外の貝がらとは、ぴったり合うことがないのだそうです。

 なので、[よい伴侶に巡り合うように]という願いが込められているんでございますね。

 ん、なに?

 女は嫁にゆくものという古い考えにとらわれているんじゃないか、って?

 そんときは、[私にはこれしかない]と、読み替えれば良いのです。

 なんでも考え方ひとつですよ。

 あさりやしじみでごまかされたくないでしょ。

 そして、ちらし寿司っ。

 いわゆるばらちらしでございます。

 彩りがきれいですね。

 錦糸玉子の黄色に、紅生姜の赤、そしてインゲンの緑。

 女の子らしい、見た目にもやさしく、麗しいお寿司でございます。

 けど、ひな祭りとばらちらしを結びつける由来話はないみたいなんですよね。

 ま、自然にこうなったんでしょうね。

 だってほかになに食べるんですか。

 握り? 助六? なんか違うっしょ。

 赤飯は、女子は別に赤飯する機会あるし。

 じゃ、炊きご飯系?

 やっぱ違うでしょ。

 しぜ~んに女の子らしくなっていったんですよ。

 他の節句と比べてごらんなさいな。

 菖蒲、餅っきゃないだろ。

 七夕も菊も、そも食い物ないじゃん。

 七草、粥かよっ。

 

 というわけで、ちゃみ理論、食い物のおいしいイベントはみんなに喜ばれる法則に従って、今宵はとっぷり、ひな祭りを楽しみたいと思います。

 ほんでもって、終わったらさっさと片付けろ。嫁に行けないぞ、ですって?

 まぁ~た昭和なこと言って。

 実際、ひな人形、さっさと片付けないと嫁に行けぬってやつ、昭和初期ごろから言われるようになったとか。

 つまり、その頃には、かなり庶民までひな人形飾れるようになったんじゃないかと、蒼辰が言ってます。

 ふむ、なるほどね。

 で、その理由は?

 当時の人が、ぐずぐずお雛さまを飾っているようなだらしのないことでは、お嫁にもゆけないぞという気持ちを込めたんじゃないか、と。

 なるほどね。

 時期的にもね、こたつぐずぐず派とかも思い出しちゃうよね。

 一般論としても、片づけはさっさかがよろしいようで。

 長くなってきました。

 どうしたってね、女の子のお祭りですもん。ちゃみ的には力が入ってしまいました。

 お付き合いいただきありがとうございます。

 てなわけで、本日はここまでです。

 次回は、風も強いし、花粉も飛んでるしで、どっちかの話題だそうです。

 ほいでわまたっ。

 ちゃみでしたっ。