まいどっ。
ちゃみでっす。
さぶいでしゅね。
いよいよ寒さのどん底なんでござんしょうか。
なんかさ、今週は東京でも最低気温が氷点下の日が何日かあるんだよ。
氷点下でっせ。
まじ寒いよ。
みなさま、風邪など召しませぬよう、万全の対策で臨みましょうぞい。
でもさぁ、防寒対策って、すんごい進化したよね。
だってさ、じじい蒼辰の若い時なんて、ダウンない、ヒートテックない、使い捨てカイロない、なんだぜ。
どうしてたの?
まずはウール。
羊さんの毛だ。羊毛。
ウールのシャツに、ウールのセーターに、ウールのコートに、カシミアのマフラーでもぐるぐる巻きにする。
あ、それはそれで、なんかお金のかかったおしゃれな印象はあるにはあるけど・・・。
けど、相当もこもこに着こまないと、あったかくなんないよね。
ほぼ布団着て歩いてるみたいなもん。
重いわ、そりゃ。
あとは?
ラクダ?
は? ラクダ?
ラクダのシャツとかモモヒキとか、聞いたことないか、って?
あ~、あるようなないような・・・。
あれでしょ、おっさんが履くモモヒキがラクダ色してるからラクダのモモヒキとかいうんでしょ。
え? 違う?
なぬ?
マジ、ほんとにラクダの毛を使うんだ。
キャメルとお言い、だってさ。
要するにラクダじゃんか。
けど、それ、すごいね。
高くないの?
高い。
あ、やっぱ。
昭和の初めごろ、ってことは、100年くらい昔だ、その頃からあったらしいけど、高くて、誰もが着られるものじゃなかったんだ。
ま、そうだろね。
蒼辰は?
着たこと・・ない。ないんだ。
そいで、その後、ネルのシャツやモモヒキをラクダ色にして、ラクダのシャツにモモヒキのつもりになってたと、そういうことか。
ネルって? あ、フランネルのこと。
ふうん。
なんとなくわかった。
けど不思議だね。
砂漠の動物だよ。うんと暑いとこで暮らしてる生き物だよ。
なのにその毛皮が防寒にいいって、なんか不思議な感じしない?
というわけで、蒼辰は、子供の頃、ラクダもダウンもカイロも着たことも使ったこともないって言ってます。
ダウンは?
80年代くらいから流行り始めたけど、最初はやっぱ高かった。
はぁはぁ。
映画[バック・トゥ・ザ・フューチャー]の主人公がダウン・ベスト着てたけど、あれが流行り始めてた時期なんだ。
いつの映画だっけ。
85年。昭和・・60年か。
ぼちぼちバブルの頃だよね。
その頃には使い捨てカイロ、あったの?
あった。
最初の使い捨てカイロの発売が78年 昭和53年なんだ。
オイルショックの少しあと。
ま、あんましピンとはきませんけど。
そいで、79年には百円カイロ、81年にはポケットに入るミニサイズとどんどん進化していくのね。
売上でいうと、78年に2億円弱、79年に10億くらいだったのが、80年には100億円以上になった。
ブレイクしたんだ。
で、88年には貼るタイプが登場したと。
はは~ん。
するってぇと、バブル期のジュリアナのお姉さまたちも、使い捨てカイロとダウンには間に合ってたわけね。
ほいじゃ、ヒートテックは?
2003年にユニクロが発売した。
あ~、21世紀だ、平成だ。
けど、デフレの時代だ。
ものみな値下げ値下げで、安いモノしか売れなくなっちゃった時代だ。
けど、ヒートテック、今や普通名詞ですよね。
そろそろヒートテックの季節ですね、なんて言い方があったりまえになってるもんね。
こういうの、席巻したってゆうんでしょ。
お安く手ごろにあったかく。
平成だねぇ。
さて、令和の寒さは、どのようにしのいでいくのでありましょうか。
でもさ、女の子が、自販機のあったかい缶コーヒーとか両手で持って、「さむ~い」なんて肩すぼめてるの、かわいくない?
ちゃみもやってみようかな。
それより俺は・・と、蒼辰がなんか言ってます。
なになに?
昔の、パリに留学している貧乏画学生のように、セーヌ川にかかる橋のほとりで、焼き栗を買って、それをポケットに入れ、手を温めながらパリの街を歩きたい、ですって?
なにかっこいいこと言ってんですか。
パリに焼き栗売ってるの?
あ、道端で売ってるんだ。
ただし、小粒で、ところどころ焦げてて苦い。はっきり言って、お味は天津甘栗のがうまい、ってさ。
そいでも、なんかいいな。
ちゃみも、冬のパリで、焼き栗をポケットに歩きたいっす。
え? パリは東京より寒いぞ、って?
いいよ。ダウンにヒートテックに使い捨てカイロ、総動員するから。
でも待てよ。
すんごい寒いとこで、平気な顔してるのって、なんか、なんかな感じだな。
風邪ひいちゃ困るけど、寒い時は寒そうにする、ってゆうのも、季節を感じることのひとつかもね。
ちゃみは、おこたでみかんのほうを選びますケド。
てなことで本日はここまでです。
次回は、ここんとこ冬だ、寒いぞって話題が多いから、なんか他の話にしようよ。
そうだなぁ・・と蒼辰も言ってます。
例によって、期待しないでお待ちください。
はい。
ほいでわまたっ。
ちゃみでしたっ。