マジ?

 続き今日やるの?

 昨日やったばっかじゃん。

 間あいたと思ったら、今度はこれかよ・・えっ?

 あ、もう始まってる。

 し、し、失礼いたしやした。

 しゃあない、改めて・・・。

 

 3、2・・。

 まいどっ、ちゃみでっす。

 昨日に引き続き、今日も配信の読むラヂオでございます。

 まぁね、昨日が中途半端でしたからね、続きを早速今日やるんだそうでございますよ。

 しょうがない。

 あ、いやいや、余計なことは言ってませんです、はい。

 で、なんだっけ?

 あ、そうそう、素麺のお話でございました。

 

 素麺って、ひと冬置いといてから食べるといい、って話、聞いたことあります?

 ちゃみですか。

 ちゃみのことはどうでもいいです。

 先続けてください。

 で、それがなんでかってゆうと、油が入ってるから、それを抜いて、おいしく食べるためなんですって。

 油?

 そうなんだ、油入ってるんだ。

 というのわ、素麺は、小麦粉に塩、水を加えて捏ね、そこにさらに油を加えて粘り気を出し、その粘り気で、引き伸ばしてゆくんだ。

 あ~あ~あ~、それ、テレビで見たことあるかも。

 あれ? でもちゃみの見たの、中国のだったよ。

 中国の職人さんが、すわ~って両手で伸ばして、それを半分に追って、また伸ばして、それ繰り返してると、すんごい細い麺になっちゃうの。

 そう、それそれって、蒼辰が言ってます。

 あの中国の手延べ細麺の技術が、その昔、大体、奈良時代から室町時代の間くらいに中国のお坊さんの手でもたらされたんじゃないか、って?

 おいおいおい。

 奈良時代から室町の時代の間って、ちょと間ありすぎでしょ。

 千年くらいあるよ。

 だって、資料見ても、詳しいことは分かってないから、しょうがない、って?

 まぁね、そういうの、資料に残りにくいからね。

 でも、中国にあの手延めんの製法が伝わっていて、日本にも同じ作り方があるなら、大体そんなとこだろうと、そう思ってるんだ、蒼辰は。

 は~ん。

 ま、いっか。

 細かいことは無視して、そういうことにしましょう。

 ってことは、小麦粉に塩と水を加えて捏ね、そこに油を加えて、手延べにした細い麺が、素麺と、そういうことでいいんですね。

 違う?

 違うんだ。

 じゃ、なんなんだよ。

 

 ん~と、日本農林規格(JAS規格)の乾めん類品質表示企画では、素麺は直径1.3ミリ以下、1.3ミリから1.7ミリは冷麦、1.7ミリ以上は、うどんと表示することになってる。

 え?

 しかも、さらに、[手延べ干しめんの日本農林規格]というものがあって、その基準を満たしたものが[手延べめん]に分類され、基準を満たさないものは機械めんになる。

 あ、ごめん、頭痛くなってきた。

 そうすっと、あの、どうなるんでしょうか。

 つまり、[手延べめん]の基準を満たし、かつ細さ1.3ミリ以下のものが[手延べ素麺]と名乗れるんだ。

 それ以外は?

 1.3ミリよりちょと太いと、手延べ冷麦になっちゃうの?

 基準だと、そういうことになるんだ。

 う~ん。なんかヘン。

 つうか、よう分からんぞ、これ。

 なに? 俺が解釈してみる、って?

 ほいじゃ、どうぞ。

 

 つまり、昔からのことで言えば、手延べの細麺が素麺で、うどんと同じ切りめんで、細いのが冷麦だった。

 はいはい。

 ところが、機械めんが現れると、そのへんが曖昧になってきちゃった。

 は~あ。

 そこで、不当な表示を防ぐために、規格を作る必要が生じて、今ある規格ができたんじゃないか、と。

 う~ん。

 でもさぁ、素麺と冷麦って、遠目には一緒くただよねぇ。

 細さ、そんなに変わんないよねぇ。

 なのに、細さでそんなにくっきり決めちゃっていいの?

 そこは蒼辰も疑問に思う。

 だよねぇ。

 だがしかし。

 はい、なんですか。

 おそらく、1.3ミリを超える素麺って、実際にはないんだと思う、って?

 だから、なに?

 だから、1.3ミリ以下を素麺にしとけば、あとは手延べか機械めんかを区別すればいい。

 けど、冷麦は?

 冷麦に手延べって、事実上ないから、1.3ミリから1.7ミリまでをひやむぎとしとけば、どっちみち手延べ冷麦は存在しないことになる、って?

 ホントかよ。

 なんか蒼辰、農林企画にバカに好意的っつうか、同情的だよ。

 ちゃみの感じでは、やっぱ現実と規格にずれがあるみたいな気がするけどね。

 はいはいはい。

 まぁまぁ、そういうことで表示企画があるから、まるっきしウソみたいな商品は存在しないから、ウチらは安心していいと、そういうことなのね。

 じゃ、ま、そういうことにしときましょ。

 

 けどさ、そういうのって、他にもあるよね。

 実際と、役所とかそういうとこが決めた決まりにずれがあるってこと。

 これもあれですか、タテマエとホンネの国の一面なんでしょうか。

 

 というわけで、なんか堅苦しいわりに、よくわからない素麺の話でした。

 なので、蒼辰の解釈とか気にせずに、みなさま、ただただ素麺そものもと向き合って、楽しんでくださいましまし。

 そういえばさ、素麺の新しい食べ方とか、ネットでちょくちょく見るよね。

 そういうのも参考にするといいんじゃないでしょうか。

 って、そもそもそういうの集めて、まとめて紹介するとか、そういう手間暇かけたことやってくださいよ、蒼辰さん。

 はい。

 とういうわけで、次回は、ポテチの日・・ん? そんな日あるんだ・・にちなんだお話だそうです。

 どうせまた、手間隙はかかってないと思いますケド。

 ひひっ。

 ほいでわまた。

 ちゃみでしたっ。