まいどっ、ちゃみでっす。
オープニング、まだ決まってません。
ひょっとして、まいどっで定着?
それもありかも。
あんま長くても、ねぇ、どうかと思うし。
ま、いっか。
さて、梅雨、戻ってきちゃいましたね。
6月終わりの、あの猛暑はなんだったんだって感じになっちゃってます。
明ける気配、今んとこありません。
なので蒼辰、梅干しの件でやきもきしてます。
20日ごろに梅雨が明ける想定でやってたんでしょ。なのに、まだまだ明けそうもない。
三日晴れが続く見込みがある時に干すんだって。
ふうむ、この状態で干す日を待つのか。
漬けすぎになったりしないの?
だいじょうぶ、だとは思う、って、自信なさげなこといってます。
ま、その日が来たら報告するね。
そんな中、来週の水曜日、20日の日は、土用の丑の日でございます。
その割には、なんか盛り上がってないと蒼辰が言ってます。
以前は、もっと早くからあちこちポスターが貼られ、当日ともなると行列ができることもあったとか。
ふうん、そうなんだ。
けど最近は、あんまり盛り上がらない、って?
高いんですよ。
前はさ、二千円くらいで食べられたでしょ。それだとご褒美ランチでも手が出るけど、今は三千五百円から四千円ですよ。
気軽には手が出ませんよ。うなぎ。
不漁なんでしょ。
以前に比べると、取れる稚魚が少なくなっちゃったとか。
けど、もしかしたら、いわゆるひとつの資源の枯渇ってやつかもしれませんよね。
海の中って見えないっすもんね。
地上なら、草の根かき分けて、あれこれ観察できるけど、海の中ではなにが起こってるかなかなか分からない。
だから、気がついてみたら、鰻、もういないなんてことも・・・。
いやいや、ぞっとしますです。
でも、そういうこと、これからあり得ることなのかな。
マグロも、サンマも、イカやカニも、ある日突然・・・?
そんなそんな。
海の研究、もっともっと進んで、豊かな海が戻ってきて欲しいものです。
あと、完全養殖?
うまくいくといいね。
そいでも、なんだかんだ言っても、来週になればきっと盛り上がりますよ。
なんせ、夏バテには鰻、これ常識っすから。
え? それ言い出したの、誰か知ってるか、って?
あのさぁ、蒼辰、その話、ちゃみにするの、三回目だから。
もう、年取るとおんなし話し繰り返すからやだよ。
気をつけてくださいね。ちゃみだからいいけど、外でそれやると恥かくよ。
夏バテに鰻を広めたのは、江戸時代の発明家・平賀源内さんです。
でしょ?
なんかさ、脂っこい鰻は夏になると売れなくなるの、どうにかならないかって鰻屋さんに相談されたんだよね。
そこで源内さん、その頃、土用の丑の日に[う]のつく食べ物を食べると、夏負けしないってゆう言い伝えがあって、そこに引っ掛けて、土用の丑の日に鰻を結びつけたってゆうんでしょ。
それも、あれだよね、平安時代に、お前夏痩せしてるから、精のつく鰻食えよみたいな和歌があって、それにも引っ掛けたとかいうんでしょ。
誰の和歌か、って?
あのう、あれっすよ、おおっと、もうヤカン持ち、みたいな人。
え? 大伴家持(おおとものやかもち)。そう、そいつ。
で、和歌?
あ、カンペきた。
石麻呂に吾もの申す夏やせによしといふ物そむなぎとりめせ
そう、それ。
蒼辰、よく知ってるじゃないですか。
鰻が夏バテにいいと知ってはいても、その頃の江戸っ子、脂っこくて、暑いときどうも、と思ってたのを、土用の丑の日の[う]のつく食べ物に引っかけて、源内さんが、
[夏バテ防止には土用の丑の日に鰻]
ってゆうのを広めちゃったと、こういうことっすよね。
世間の常識変えちゃったんだから、大したもんです。
けど・・・。
なんっすか?
けど、鰻の旬は、秋から初冬である。
え? そうなの?
冬越しのために、脂がのるからなんだ。春物に比べても、夏物は味が落ちるんだとか。
ふうん。そうだったんだ。
それ聞くと、源内さんにまんまといっぱい食わされたような気もしてきますね。
あ、いっぱい食わした源内さんがすごいのか。
けどさ、クリスマス前くらいの、世の中がせわしなくなってきたころ、世間を尻目に鰻屋でのんびりって、いいっすよね。
まずはきも焼きで熱燗をくいっと・・・。
え? お前、いくつだ、って?
お、乙女でござりまする。
この話、もの足んなかったから、もっかいやろ、もっかい。
鰻はホントに夏バテに効果はあるのか、そして、土用の丑の日とは一体なんの日なのか?
まだまだ語り足りないと蒼辰が言っております。
おもろくなるんかい?
少々不安はございますが、よろしくお付き合いください。
ほいではまたっ。
ちゃみでしたっ。

