江利チエミは、1937年1月11日 東京市下谷区生まれ

波乱万丈、悲惨な人生だったように思う。

デビュー直前に母が死亡。
チエミ存命中に2人の兄も亡くなり、高倉健との間に授かった子供は流産、
かわいがっていた甥の電車事故死、ポリープによる声帯の手術、自宅の全焼、
そして日本航空ハイジャック事件に乗客として遭遇している。
更にはチエミの実印を預けた異父姉による、銀行預金を使い込み、
及び高利に借金をし、不動産までも抵当に入れられてしまった。

そして、1982年2月13日、港区高輪の自宅マンション寝室のベッド上で死亡。
死因は脳卒中と、吐瀉物が気管に詰まっての窒息によるものだった。
風邪と飲酒で体調が悪かったところに、ウィスキーの牛乳割りを呷り、
暖房をつけたまま薬を飲んで寝入ってしまったのが原因と言われる。
享年45。by wiki


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チエミは、1952年15歳の時「テネシーワルツ/家へおいでよ」でレコードデビュー。
「酒場にて」は1974年9月発売なので、私が高校に入ってまもなくの頃です。
当時、人生に疲れた孤独な大人の世界、自分もこんな風にお酒を飲むのかなとか、
よく判らない世界でありながらも、すごく好きで、よく聴いたものです。

まさに「好きでお酒を飲んじゃいないわ・・」



酒場にて

作詞:山上路夫 作曲:鈴木邦彦

好きでお酒を飲んじゃいないわ
家にひとり帰る時が怖い私よ
あのドアを開けてみたって
あなたはいない
暗い闇が私を待ってるだけよ
また長い夜をどうして過ごしましょう
愛の香りも消えたあの部屋

どうぞお店が終わる時まで
ここにおいてひとりだけで飲んでいるから
死ぬこともできず今でも
あなたを想い
今日もひとり酒場で泣いてる私
また長い夜をどうして過ごしましょう
愛の香りも消えたあの部屋

死ぬこともできず今でも
あなたを想い
今日もひとり酒場で泣いてる私
また長い夜をどうして過ごしましょう
愛の香りも消えたあの部屋