
さて、現場で実戦してみると、20匹ほど釣れた。まあ通じたかといった感である。大体の感触はつかめた。しかし、いろいろな事が分かった。振り出し玉網竿の先にチェーンを付けた容器の投げ込みのタイミング。バラケ餌の溶け具合。振り込み位置。振り込み方。ウキ下の距離。針の大きさや位置等。やはり自然相手の実践というものは大切であると実感した。
人がうまくいっているように見えても、それはその人なりの研究と努力があるからそう見えるに過ぎないといつも思っている。自分に置き換えるにはその人の情熱に触れ、その人以上の努力をしなければその域に達せないと思う。たかが釣り、されど釣りである。釣果がそれを物語る。
何事でも、プロは、簡単にすばやく誰でも出来そうにやる。だから、素人はその価値が分からない。そんなに簡単なら、自分も出来るように思ってしまう。その域に達するまでの時間や労力等を感じ取れないのが素人である。だから仕事上でも価値の分からない人には言わない事にしている。
初回で、一つ一つ自分に置き換えた改善点を感じた。学ぶ事は真似ぶ事だと思ってはいるものの、いざ自分でやってみるとうまくいかないのは当然だが、自分に対する自己嫌悪と闘争心が沸く。この結果をもってさらに改良のため、自己挑戦する課題が出来た。こうやって、今まで釣りをしてきた。
だから、壁にぶつかった時は、今までの考え方を捨て、一から出直すようにしている。郷に入らば郷に従え。発想の転換である。経験上その方が時間的に早いし、より多くの事が学べ、吸収力もつくと思う。でも、人間なんて過去のしがらみや、自分の変なプライドにこだわり、ずるずると人生を送っている人がほとんどだと思う。
それも、他山の石として肝に銘じ、これからも自己チャレンジと好奇心を持って生きて行きたいと思う。
こんな考え方も今までの釣りから学んできた大きな人生の収穫である。
2007年6月